ビワの葉染めでピンク色に染める!刺し子糸と晒木綿を銅媒染とみょうばんを使って染色【草木染め】

この記事はビワの葉染めについて書いています。

こんにちは、モカリーナです♬

6月に入りビワの実もだんだん色付いてきてオレンジ色の美味しそうな実をつけているのを見かけます。

私はビワの実で染めたことがありますが、今回はビワの葉を使って染色します。

草木染めで1番ポピュラーなのは玉ねぎですが、ビワの葉もとても人気がある染色植物です。

草木染めにはすぐに染めないと酸化して染まらないものと、時間をおくことで染液の色が濃くなるものがあります。

このビワの葉は煮出してすぐよりも時間をおいた方がいい草木です。またアルカリ性に反応して赤い染液が取れ、染め方によってはピンク色に染まります。

今回はビワの葉の染液を水抽出アルカリ抽出して染め比べをし、4種類(おまけにもう1種類)の刺し子糸を作りました。

ビワの葉でピンク色に染める!刺し子糸と晒木綿を銅媒染とみょうばんを使って染色【草木染め】

鹿児島県の方からたくさんビワの葉を送付していただきました。

びわの葉は染色に使うほか、入浴剤として使用したり、お茶にして飲用することもできます。ペットのモルモットもビワの茎や葉を美味しそうに食べています。

別名 枇杷

分類 バラ科ビワ属

条件 植栽

部位 乾燥/は

採集・染色日 2022年6月4日/2022年6月9日

採集・染色地 鹿児島県/千葉県

濃度 300g/糸66g・布(布切れ)

※未晒糸・精練・濃洗処理済み

刺し子糸や晒木綿の布切れは精練後、ディスポン濃洗処理をしています。

銅媒染液で先媒染する

銅媒染液で色止めしたビワの葉染めは、木綿だと茶色がかったピンク色に染まるとのことです。

今回は銅媒染液で刺し子糸と布切れを先媒染してから染色しました。

乾燥したビワの葉

ビワの葉は生葉でも染まるのですが、乾燥したものはより濃く染まります。

私は生葉を乾燥させたもので染色しました。

鹿児島県から送られてきたビワの葉は桜島の灰がついているとのことで、洗ってからハサミで細かく切って使用しました。

私は房州ビワの実でも染色したことがあります。ビワの実染めはこちらをご覧ください。

ビワの葉の染液を取る

ビワの葉の染液の特徴

Point

  1. 空気に触れると色が濃くなる
  2. 時間が経過すると色が濃くなる
  3. アルカリ性に反応して赤くなる

ビワの葉の染液の比較をするため、4種類の染液を取りました。(予定では3種類でしたが、1種類増やしました。)

染液の種類(先に銅媒染したもの)

  1. 水抽出 当日に染色する
  2. 水抽出 2日後に染色する
  3. アルカリ抽出 (重曹を使用)
  4. アルカリ抽出 (重曹を使用) 酸性中和させる

水抽出した染液

用意したビワの葉2/3を不織布に入れて、沸騰してから弱火で30分コトコト煮出すと茶色い染液が取れました。

それを半分に分けて、1つは当日用もう1つは2日後に染色する用です。

Point 1ビワの葉の染液は時間が経過すると色が濃くなる、ということで2日間放置してから染色します。

Point 1ビワの葉の染液は空気に触れると色が濃くなります。

そこで当日用の染液をボールに移し替えながらジャバジャバと空気を含ませて、染液の色がどう変わるか試してみました。

染液はほんの少し色が濃くなりました。(50回)

アルカリ抽出した染液

Point 2ビワの葉の染液はアルカリ性に反応して赤くなります。

アルカリ抽出に使ったのは重曹です。沸騰してから重曹を加えて30分弱火で煮出しました。

とてもキレイな赤色の染液が取れ、この染液を中和させます。

クエン酸で中和は注意!

ビワの葉・クエン酸・重曹

アルカリ抽出した液体を中和させるのにクエン酸を使いました。(重曹7gに対しクエン酸大さじ2杯)

するとジュワーという音と共に、鍋から泡が溢れ出してビックリ!ガスコンロに豪快に液体がこぼれました。

液体は薄い黄色に変化、動揺していたこともあり中和させた液体を処分しました。後から思えばこの液体でも染色できたと思います。

下記のYouTubeで動画を載せていますので、そちらでご覧ください。ショート動画はこちら→こちら

お酢で中和させる

今度はお酢で中和させることにしました。

もう一度染液を取り直して、ボールに2つに分けて予備を作りました。

赤い染液にお酢(75cc)を加えると染液は先ほどと同様に黄色に変化しました。

アルカリ抽出(左)中和(右)そのまま

ビワの葉染めは中和させると本に書いていたのですが、ここでふと中和させないそのままの赤い液体と中和させた液体で染めるとどうなるのかと思いました。

刺し子糸の端っこを切り取り、テストしてみました。

  • そのままの染液→赤くなる
  • 中和させた染液→ピンクっぽくなる

中和して黄色くなった液体には、ちゃんと赤い色素が残っていて赤く染まることにビックリ!

きっと先ほど処分したクエン酸で中和させた液体でも同じように染まったのではと思い、少し残念に思いました。

刺し子糸を染色する

刺し子糸とテスト用の布切れを染色しました。先媒染をしたので染色→水洗い→乾燥で完成となります。

モカリーナ
モカリーナ

鍋を弱火にかけながら20分煮て染色しました。

水抽出・当日染め

水抽出した薄茶色の染液に染めるとみるみる染液が薄くなり、刺し子糸が濃くなっていきました。

水抽出・2日後染め

水抽出・2日後(左)染色直後(右)染色後の液体

Point 3水抽出したビワの葉の染液は時間が経つと色が濃くなるということです。

2日後の染液がどうなったかというと、比べることができないのですが見た目にはあまり変わりはないようです。

モカリーナ
モカリーナ

空気にジャバジャバせずにじっと放置しておいたからでしょうか?

アルカリ抽出・そのまま

アルカリ抽出のそのままの染液は赤くてとてもキレイだったので、予定にはなかったのですが刺し子糸を染色したくなりました。

赤い染液で染めると、刺し子糸は赤茶色になり濃く染まっていきました。

アルカリ抽出・中和させたもの

アルカリ抽出して中和させた液体はオレンジ色です。

刺し子糸を入れると液体は更に薄くなり、刺し子糸が茶味がかったピンク色に染まっていくのがとても不思議でした。

染色した糸がとてもキレイな色だったので、みょうばんで先媒染した刺し子糸も染色してみました。(完成した刺し子糸で紹介)

染液の比較

今回は1つずつ染めたり2日後に染めたりと染液の比較がしにくいので、写真に撮って比較してみました。

上段が染色前、下段が染色後の染液です。

※②の水抽出2日後の染液(上段)は、撮り忘れたため染色後10分後に撮影したものです。

完成したビワの葉染めの刺し子糸!

ビワの葉染めの刺し子糸が完成しました。

日本伝統色の和名

〈銅媒染〉

  • 水抽出・当日染め 飴色(あめいろ)薄い黄褐色で、水飴の色
  • 水抽出・2日後染め 宍色(ししいろ)日本人の皮膚の色のような淡黄紅色
  • アルカリ抽出・そのまま 水柿色(みずがきいろ)水色がかった薄い赤茶色
  • アルカリ抽出・中和 ときがら茶 少しだけ茶味がかった桃色

〈アルミ媒染〉(みょうばん)

アルカリ抽出・中和 赤練(あかねり)赤味の練色(練色…薄黄色を帯びた白色)

刺し子糸の比較

  • 水抽出の刺し子糸→当日染めよりも2日後染めの方がやや濃いベージュ
  • アルカリ抽出の刺し子糸→そのままの液は少しくすんだピンクががった茶色、中和させたものは発色の良い茶がかったピンク色

ビワの葉染めの布切れ

晒木綿がどんな色に染まるのか、テストするために晒木綿の布切れも染色しました。

刺し子糸よりも晒木綿の方がよりピンク色に近い感じで、水抽出ではベージュ、アルカリ抽出ではベージュピンクに染まりました。

YouTube・ビワの葉染めの刺し子糸

ビワの葉染めの刺し子糸を動画で紹介していますので、合わせてぜひご覧下さい。

まとめ

ビワの葉染めの刺し子糸の紹介をしました。

ピンク色に染まるのはアルカリ抽出で、中和した方が発色がよりキレイです。刺し子糸よりも晒木綿の方がピンクベージュに染まりました。

おすすめはビワの葉をアルカリ抽出して中和させたものです。

アルカリ抽出で赤い染液が取れ中和させるとオレンジ色になり、染色するとピンクがかった色に染まり色の変化が面白いです。(銅媒染液で先媒染したもの)

ぜひ参考にして作ってみてください。

それでは、おつモカリ~(*´꒳`*)♪

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

モカリーナより♡

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