この記事はよもぎ染めの刺し子糸について書いています。
こんにちは、モカリーナです♬
道端など見かけるよもぎは漢方薬やよもぎ餅など、親しみのある野草です。
このよもぎからとてもキレイな濃い緑色の刺し子糸ができました。
よもぎはコトコト煮出して染めると草色になりますが、抽出方法を少し変えると緑色により近くなります。
よもぎは手軽に手に入る材料なので、一度は染めてみたいですよね。ぜひ参考にしてください(*´꒳`*)
目次
春のよもぎ染め・緑の刺し子糸【草木染め】
①別名 よもぎ
②分類 キク科ヨモギ属
③条件 自生・アルカリ抽出(重曹)
④部位 生/地上部全草
⑤採集・染色日 2022年3月15日/3月15日
⑥採集・染色地 千葉県
⑦濃度 76g/糸32g
※白糸・精練・濃洗処理済み
よもぎはキク科の多年草で日当たりのよい道端などで集団で生えています。高さは1mほどになり、初秋に地味な花をつけます。
春にはよもぎ餅になることから別名「モチグサ」、お灸のもぐさになることから別名「ヤイトグサ」と呼ばれ、漢方薬の原料にもなり利用価値がある草です。
よもぎの採取
春の河川敷に行ってよもぎを摘んできました。よもぎを水抽出すると草色に染まりますが、アルカリ抽出をするとより緑色っぽく染まります。
草木染めは草という漢字が入っているので緑色に染まりそうですが、意外に緑に染まるものは少ないのです。
夏のよもぎの方がより緑色に近く染まるということですが、春のよもぎを染めることにしました。
よもぎの染液作り
よもぎをキレイに洗ってハサミで細かく切ります。
水3ℓと重曹10gを入れた大鍋によもぎを入れ、沸騰してから約15分煮ると深い緑色の染液が取れました。
※いつもはお酢で中和するのですが、よもぎやたんぽぽはしなくていいとのことなので中和はしていません。
刺し子糸の染色
よもぎの染液にディスポンで濃洗処理をした刺し子糸を1時間浸けて染色すると濃い緑色に染まりました。(染色・媒染は2度繰り返しています。)
刺し子糸をアルミ媒染液で色止めをする
焼きみょうばんで作ったアルミ媒染液に20分ほど浸し、色止めをしました。
触媒後の液体
よもぎの染液(左)とアルミ媒染液に浸けた後の液(右)です。
よもぎ染めの刺し子糸完成!
よもぎ染めの刺し子糸が完成しました。
和名 柳茶色
カセ糸をソールジャンボの糸巻き機で糸玉にしました。糸巻き機とかせくり機の記事はこちらをご覧ください。
まとめ
春に芽吹いて間もないよもぎで刺し子糸を染めました。
よもぎをアルカリ抽出してアルミ媒染液で色止めをすると、とてもキレイな緑色に染まりました。
それでは、おつモカリ〜(*´꒳`*)♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
モカリーナより♡