この記事は刺し子糸のコーヒー染めのやり方について書いています。
こんにちは、モカリーナです♬
今回はコーヒーの豆カスを使って優しいベージュに染める方法を紹介します。
難しい道具は不要で、身近な材料だけで草木染めを楽しめます☕️
コーヒー染めはほんのりしたあたたかみがあり、刺し子糸にアンティーク風の色合いを与えてくれます。
この記事ではコーヒー染めの材料、染色の仕方について書いています。参考にしていただければ幸いです♪
初心者さんでもできるコーヒー染めの作り方!

①別名 珈琲
②分類 アカネ科コーヒーノキ属
③条件 市販
④部位 焙煎乾燥/実
⑤採集・染色日 2022年2月9日
⑥採集・染色地 千葉県
⑦濃度 コーヒーカス30g/糸43g
※未晒糸・精練・濃洗処理済み
私が染色用に選んだのは「小鳥屋」さんの刺し子糸です。「小鳥屋」さんの染色用の刺し子糸は未晒糸と白糸があり、それぞれに細糸と太糸があります。
今回染める未晒糸は精練漂白していないベージュ色をした糸です。不純物が混じっていることもあるため、染色する前に下準備として汚れや油分などを取り除く必要があります(精練)。
コーヒー染めに必要な材料

草木染めに必要な材料を揃え、その中から必要なものを使います。
- コーヒーの豆カス 大3〜4杯
- 焼きみょうばん 8g
- 豆乳(または濃洗剤)
※その他、鍋・ボール・計量カップ・計量スプーン・ゴム手袋・バケツなどを使用
草木染めに必要な材料については、こちらの記事に詳しく紹介していますのでよろしければご覧ください。

私の使用したお鍋は直径22cm、容量は6.1ℓです。
草木染めの下準備

まず刺し子糸を水で濡らしておきます。
濡らすことで染料がムラなく入ります。
また濃洗処理(色をはいりやすくする前処理)をしておくと、より深い色に仕上がります。
💡濃洗処理とは?
豆乳や専用の濃洗剤を使って布や糸を下処理する方法です。
植物染料がしっかり発色し、退色しにくくなります。
なくても染まりますが、濃洗処理を丁寧に行うと発色が安定します。
染料を作る

鍋に水1ℓにコーヒーの豆カスを大3〜4杯入れて10~15分ほど煮出してます。
煮出したら火を止めて、豆カスをザルでこし、染液を取り出します。(お茶パックに入れると後処理がしやすくなります。)

私はドリップコーヒーを使いました。2袋分で大さじ3〜4杯あります。
※インスタントコーヒーを使う場合は大1〜2くらい入れます。
刺し子糸を染める

染液に刺し子糸を入れ、弱火で10~20分ほど煮ます。
色を濃くしたい場合は、火を止めてそのまま30分から1時間ほど浸け置きします。
染めあがったら、軽く水洗いして絞ります。
色止めをする(みょうばん処理))

ステンレス製のボールに熱湯500mlを入れ、みょうばんを8g入れます。溶けるのに15〜30分ほどかかります。

染めた刺し子糸をみょうばん液に20~30分浸して色止めをします。
終わったら透明になるまでしっかり水洗いし、タオルなどで軽く水けを取ります。
染色した刺し子糸の乾燥

染色した刺し子糸を陰干しします。草木染めは日光に当たると変色しやすいためです。
私はハンガーにかけて、部屋干しで1〜2日で乾燥しました。
完成したコーヒー染めの刺し子糸

完成したコーヒー染めの刺し子糸は自然なグラデーションが出て、手染め糸ならではの風合いに仕上がりました。
白色や生成りとは違う優しい風合いです。
和名 砥粉色
できたカセ糸はそのままでは使いにくいので、糸巻き機・かせくり機を使って糸玉にしました。こちらの記事をご覧ください。
コーヒー染めをした刺し子糸は柔らかなベージュで、とても愛着が湧いてきます。私はこの刺し子糸で「角七宝」の刺し子ふきんを刺しました♪
🎥YouTube・コーヒー染めを動画で見てチェック!
動画では実際の染め方や、糸の色の変化をリアルに見ることができます。
コーヒー染めのやり方を合わせてご覧ください。
まとめ
今回はコーヒーの豆カスを使って刺し子糸を染めました。。
身近な材料で染めるエコな染色です。
刺し子は染まりにくいため濃洗すると発色が安定し、みょうばんで色止めすれば長持ちします。
自然の色を手仕事に取り入れて、あなただけの刺し子糸を作ってみてください✨
それでは明日また、モチャー イナ(*’▽’*)!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
モカリーナより♡
モカリーナ 草花刺し子 

