この記事はバラの花びら染めの布と刺し子糸の作り方の紹介です。
こんにちは、モカリーナです♬
バラの花びらから取った色水はとても甘い香りがして優雅な気分になります。
今回は1番濃く染まる真っ赤なバラの花びらをたくさん集めて染液を取り、布と刺し子糸を染めました。
とてもキレイな赤い染液から、柔らかなピンク色の布と糸ができました。
この記事ではバラの花びら染めの作り方を紹介していますので参考にしてください。また動画も合わせてご覧ください。
目次
バラの花びら染めの作り方!布と刺し子糸を染める【草木染め】
赤・白・ピンク・黄色に咲くバラの花は美しくとてもいい香りがします。
今回は1番色の濃い赤い花びらを集めて染色しました。
- マーガレット メリル
- プレシアス プラチアム
- アンクルウォーター
①別名 イバラ、ソウビ、ショウビ、マイカイ、ゲッキ
②分類 バラ科バラ属
③条件 植栽・クエン酸抽出
④部位 生・冷凍/花
⑤採集・染色日 2023年5月23日
⑥採集・染色地 千葉県
⑦濃度 生花100g・冷凍100g/糸43g+21g・布(シーチング)66g (晒木綿)22g
※未晒糸・精練、濃洗処理済み
※木綿の布や糸は染まりにくいので、あらかじめよく染まるように濃洗剤のディスポンで濃洗処理をしています。
使用したバラの花びら
使用したのは赤いバラの花びらです。昨年に採集したものは冷凍保存して、今年の5月に採集したものは生花です。
花びらが1度に溜まらない時は冷凍保存しておきます。
バラの花びらの染液を取る
抽出直後の花びらの染液
生のバラの花びらと冷凍保存したバラの花びらにクエン酸を入れて染液を取りました。
- 生花 少しずつジワジワと色が出る
- 冷凍保存 すぐに色が出はじめる
24時間後の花びらの染液
バラの花びらにクエン酸を入れて24時間おいた染液は、どちらも同じくらいの濃さになりました。
- 生花 鮮やかな赤い染液
- 冷凍保存 赤い染液
色の濃さと絞りカス
染液の色 | 絞りカス | |
生花 | 赤色 | 花びらにいくらか厚みがあり水々しい |
冷凍保存の花 | 朱色 | 絞り切ったお茶の出がらしのような感じ |
バラの花びらで糸と布を染色する
クエン酸抽出をしたバラの花びらの染液からは甘いバラの香りがします。
この染液に塩を入れると発色が良くなり、また多少の色止めの効果を期待しています。
冷凍保存した花びらの液にも塩を入れ、刺し子糸と晒木綿を入れて染色しました。
染色時間はいつもよりも長めで2時間ほど、糸と布は赤色になってとてもキレイです✨
濃くしたい方は一晩つけておいてもよいかも。
1番液で染めた糸と布
染色した液を水洗いすると鮮やかな赤色の染液が流れて柔らかなピンク色になりました。(2度染め)
生花で作った染液にシーチングの布をつけると鮮やかなピンク色に染まりました。晒木綿より鮮やかに染まったのは、布の種類によるものか生の花びらのせいかは分かりません。
2番液で染めた刺し子糸
まだ染まりそうだったので2番液で刺し子糸を染めました。2番液の糸はくすみピンクになりました。
3番液では重ね染めをして、バラの花びら染めとよもぎ染めのグラデーション糸を作りました。糸の重ね染めについてはこちらの記事をご覧ください。
バラの花びら染めの糸と布の完成!
バラの花びら染めの刺し子糸と布ができました!
- シーチング 淡紅藤(うすべにふじ)やや赤みをふくんだ薄い紫色
- 晒木綿 浪花鼠(なにわねず)淡く渋い紅赤色
- 刺し子糸(1番液)桜色(さくらいろ)桜の花弁にイメージされる赤みを含んだ淡い紅色
- 刺し子糸(2番液)浪花鼠(なにわねず)淡く渋い紅赤色
YouTube・バラの花びら染めの糸と布の作り方
バラの花びら染めの糸と布の作り方を動画で紹介していますので、合わせてぜひご覧ください。
まとめ
今回はバラの花びら染めの作り方について紹介しました。
バラの花びらを酸性抽出して染液を作り、糸と布を染めました。赤い染液からピンク色の糸と布ができました。
私は赤いバラの花びらで染液を取り、1番液、2番液、3番液と木綿のものを染めました。とてもいい香りのする美しい赤い染液を処分する前にたくさん染めたかったからです。
染色を繰り返す度、糸はくすみ系のピンク色になりました。
それでは、おつモカリ~(*´꒳`*)♪
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
モカリーナより♡