この記事は孟宗竹を使ったタケノコ染めの刺し子糸について書いています。
こんにちは、モカリーナです♬
春は山菜が美味しい季節ですよね。その中でも一際春を感じるのはタケノコではないでしょうか。
ところでタケノコの皮から取った液で刺し子糸を染めると何色になるでしょうか?
タケノコの皮を湯がくと茶色い液体になるから茶色かな?って思いますよね。
でも実際に刺し子糸を染めてみると想像とは違った色になってビックリです!
私は昨年はなかなか思うような色に染まらなかったので、今回は材料を分断に使って濃い色に染めてみました。
この記事はタケノコ染めの刺し子糸の作り方について書いていますので、ぜひ参考にしてください。
目次
巨大な孟宗竹から染めた水色の刺し子糸【草木染め】タケノコ染め
千葉県の鋸山登山の帰りに寄ったお土産屋さんではっさくをたくさん買いました。その横にあったのは驚くほど大きなタケノコ!
お店の方から「お安くしますよ〜」とのお声かけで2本買ったのですが、ホントに大きい。長さは約40cmほどあり皮も真っ黒です‼︎
このタケノコで刺し子糸を染めるといい色に染まりそう!
今年は銅媒染で色止めをして水色の糸を染め、昨年できなかったクエン酸抽出した赤い染液でリベンジです!
①別名 タケノコ・竹の子
②分類 イネ科タ亜科タケ類
③条件 植栽
④部位 生/皮
⑤採集・染色日 2023年4月2日/2023年4月4日
⑥採集・染色地 千葉県
⑦濃度 100g/糸43g
※未晒糸・精練、濃染処理済
巨大な黒いタケノコ・孟宗竹
千葉県木更津では巨大タケノコが4月~5月まで収穫できます。このタケノコは孟宗竹で巨大で皮が真っ黒です(*´˘`*)
タケノコ2本からは約1kgの皮が取れました。染めるには十分すぎる量があったので、黒い部分だけをハサミで切り取って使うことにしました。
タケノコ染めで水色や青緑色に染めるには、タケノコ選びがとても大切です。私は昨年思うような色に染まらなかったのは、タケノコの皮の濃さが原因でした。
こちらの記事で詳しく書いていますので、合わせてご覧ください。
タケノコの皮から染液を取る
タケノコの皮を細かく切って水から煮出した染液を冷まして、もう一度煮出してから使いました。
ひたひたな感じで水の量が少なかったかも…と思いながら皮を煮出すと、とても黒くて濃い染液が取れました。
タケノコの皮430g:水2ℓ
生の材料は糸の2倍量必要です。
今回は通常の5倍量で濃い染液を取りました。
刺し子糸を染色する
精錬、濃染処理をした刺し子糸をタケノコの染液で 1時間染色しました。
黒っぽい染液は 1時間経つと薄い茶色に変化して、刺し子糸は染色した直後はグレーっぽい色になり染め上がりはとても濃い青緑色になりました。
こんなに深く染まるなんてビックリです∑(°口°๑)
銅媒染液で色止めをする
昨年はアルミ媒染液・銅媒染液・鉄媒染液で色止めをしました。今回はその中で一番キレイに濃く染まった銅媒染液で約30分ほど色止めをしました。
刺し子糸は青緑色から若干緑味が増した感じがしました。
染液と触媒後の液体
- タケノコの染料(左)
- 染色後の染液(中央)
- 触媒後の液体(右)
タケノコ染めの刺し子糸の完成!
黒っぽい孟宗竹の皮をたくさん使って染色したので、刺し子糸は昨年よりも濃い青緑色に染まりました。
思い切り濃く染めてみたかったので満足です。
・青練色(薄い藍味の白色)
まとめ
今回は巨大な孟宗竹の皮を分断に使用して、タケノコ染めの刺し子糸を作りました。
刺し子糸は黒っぽいタケノコの染液に漬けるとすぐにグレーっぽい色になり、時間と共に青緑色になりました。
タケノコの皮から青緑色に染まるのって不思議ですよね。次回はタケノコの皮から抽出した赤い染液で作る刺し子糸を紹介しますね(*´˘`*)
それでは、おつモカリ〜(*´꒳`*)♪
最後までご覧いただきありがとうございました!
モカリーナより♡