こんにちは、モカリーナです。
この記事はピアスをつけている仏様について書きました。
皆さまは「ピアスをしている仏様は?」と聞くと答えられますか?
仏様のことをしっかりと学ばれている方は簡単に答えられると思います。
モカリーナは先日ピアスをしてくれるモデル探したのですが、第一候補に選んだのは主人Gさんとモカリーナのお地蔵さんでした。
とても可愛いお顔をしたお地蔵さん。
ピアスをつけていただいたのですが、果たしてお地蔵さんにピアスをつけていいの?
と疑問に思ったのでした。
調べたところ、装身具を身につけているのは大日如来と菩薩です。
菩薩は釈迦が修行中で王子だった頃の姿なので、冠、ネックレス、ピアスなど装飾品を身に付けています。
ではお地蔵さんも〜?と思いきや、地蔵菩薩は例外でした。
Gさんのお地蔵さん
目次
ピアスをしている仏様は?
仏とは亡くなった人のことを言うのではなく、仏の悟りを開かれた方のことをいいます。
仏は如来・菩薩・明王・天部と分かれます。
仏様の種類
如来
すべての仏のトップであり、大宇宙の諸仏の先生は 阿弥陀如来 です。
- 阿弥陀如来
そして 阿弥陀如来の弟子 は
- 釈迦如来(お釈迦様)
- 阿閃如来
- 大日如来
- 薬師如来
- 多宝如来
- 宝生如来
大仏
仏の悟りを開かれて、大宇宙の真理をすべて体得された方を仏・仏様と言われています。
その大宇宙の真理を「真如(しんにょ)」ともいい、真如を体得し「真如より来現した人」ということで「如来」といいます。
つまり仏=如来は同じ意味になります。
〈特徴〉
釈迦が悟りを開いた後の姿が基本なので衣をまとっただけの質素な姿で装飾品なし。
頭の頂上に盛り上がりがあり、髪型はぽつぽつと渦巻き状。
ただし大日如来は例外で装身具を身につけている。
薬師如来は薬壷を持っている以外は持ち物を持っていない。
菩薩
如来のもとで修行している存在です。
悟りをめざす人という意味の古代インドの言葉「ボーディサットバ」に、中国で「菩提薩埵(ぼだいさった)」という漢字をあてて、それを短くして菩薩となりました。
- 観音菩薩
- 勢至菩薩
- 弥勒菩薩
- 地蔵菩薩
- 文殊菩薩
- 普賢菩薩
- 日光菩薩
- 月光菩薩 等
日光菩薩
〈特徴〉
釈迦が修行中で王子だった頃の姿が原形なので、冠、ネックレス、イヤリングなど装飾品を身に付けた姿。髪型は高く結い上げている。
ただしお地蔵さまは例外です。
明王
仏の教えに従おうとしない人たちを救うために、如来が怖い姿に変身したのが明王です。睨みつけたような怒った顔をしています。
- 不動明王
- 降三世明王
- 軍荼利明王
- 大威徳夜叉明王
- 金剛夜叉明王
- 愛染明王
- 烏瑟沙摩明王 等
不動明王
〈特徴〉
如来や菩薩は蓮台に座しているが、明王は岩をはじめ動物などいろいろな物に座している。
また武器を持っていたり、目や手の数が多かったり、際立った特徴があるのが特徴。
天部
古代インドの神さまを仏教にとりいれたものです。仏の住む世界を守ったり、特定の仏についてボディガードをしたりします。
- 梵天
- 弁財天
- 大黒天
- 毘沙門天
- 吉祥天
- 帝釈天
- 多聞天
- 持国天
- 増長天
- 広目天 等
多聞天
〈特徴〉
古代インドの神々が土台となって生まれた。天部では弁財天のように性別がはっきりしているものがある。明王と同じく多種多様。
如来のモデル
ここで本題のピアスをしている仏様について。
如来のモデルは古代インドの実在の人物、釈迦(しゃか)です。
もともとは貴族の息子で贅沢な暮らしをしていて、ピアスやネックレスなどをたくさんつけていました。家出したときに全部はずし修行して、悟りを開いたそうです。
菩薩は、家出する前の釈迦の姿がモデルです。
奈良の大仏の耳にピアスホールがあるのはしっていますか?
このピアスホールは耳朶環(じだかん)といい、
智恵や人々の声を聞く慈愛を表すようになりました。
装身具を身につけた仏様
大日如来
すべての命あるものは大日如来から生まれ、釈迦如来も含めて他の仏は大日如来の化身と考えられています。
そこで、例外として大日如来は他の如来よりまた違った存在として装身具を身に着け、特別な存在であるということをアピールしています。
菩薩
菩薩は家出する前の釈迦の姿がモデルなので、装身具を身につけています。
まだ修行中である菩薩は迷いや装身具やを捨てていって、悟りを開き如来となります。
ただし 地蔵菩薩は例外 です。
地蔵菩薩は剃髪していて袈裟を身に付け、お坊さんのような姿です。
特徴としては、ネックレスをつけていることはありますが、アクセサリーらしきものは多く身に付けていません。
左手に願い事が叶うという如意宝珠、右手には錫杖(しゃくじょう)を持つ場合もあります。
まとめ
ピアスなど装身具をしている仏様について調べました。
如来は釈迦が悟りを開いた後の姿なので、装身具はつけておらず布をまとった姿です。
釈迦の中でも大日如来は特別な存在で装身具をみにつけています。
釈迦は悟りを開く前はネックレスやピアスをしていたのでピアスホールがあります。
その穴のことを耳朶環といい、智恵や人々の声を聞く慈愛を表すようになりました。
菩薩は家出する前の釈迦の姿がモデルなので、装身具を身につけています。
ただし地蔵菩薩は例外であり、装身具はネックレスをつけていることもあります。
結果はお地蔵様はピアスはしないということです。
モカリーナのお地蔵さん。
ピアスを付けようとしてごめんなさいm(_ _)m
優しいお顔のお地蔵様。
調べていくうちに閻魔様はお地蔵様が変身したお姿ということも判明 ∑(゚Д゚)
まだまだ知らないことがたくさんあります。
もっとお勉強しないといけませんね。
では明日また、モチャー イナ(*’▽’*)!
昨日はご心配をおかけしました。
背中の痛みはまだ残っていますが、かなり良くなっています。
ありがとうこざいましたm(_ _)m
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
モカリーナより♡
mocharinaのお店です~♡
仏像、大好きです(笑)
楽しく読ませていただきました。
そして、お寺さんに見に行きたくなりました。
TOM(id:tom-oey)さん、おはようございます。
ありがとうございます!
仏像さまにも色々な種類があるので、次からはしっかりとみたくなりました。
[…] 引用元:mocharina*『布あそび』 […]