この記事は刺し子の花ふきん「さくらづくし」の作り方と布の端の処理の紹介です。
春先だから桜の柄の刺し子がを作って作ってみたいですよね。
・布の端の処理はどうやってするのかな
・どんな順に刺していくのかな
・桜の花をキレイに刺してみたいな
とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
こんにちは、モカリーナです♬
刺し子の作品は縫い進めていくと、どんどん柄ができてとても楽しい気分になりますよね。刺し子は表面だけでなく裏面も違う柄ができて、それもまた魅力の1つではないでしょうか。
今回はホビーラホビーレの刺し子の花ふきん「さくらづくし」を作りました。
「さくらづくし」って桜がいっぱいだけどどうやって刺すのかな~、裏面まではあまりキレイにできないな~ってお悩みではありませんか?
さくらづくしはバラバラに桜が並んでいるように見えて、実は連続模様です。斜めの線に向かって刺していきます。そして裏面にもこだわって、キレイな模様が出るように刺しました🌸
糸はピンクのぼかし糸を必要な長さにカットして使用しました。ぼかし糸はピンク色~薄紫色~濃いピンクとグラデーションがあり、色の変化を楽しめます。とても春らしくて可愛らしいです♬
布の縫い代の始末の仕方や桜の刺し方を丁寧に説明しています。ぜひ参考にしていただければ幸いです✨
刺し子の花ふきん「さくらづくし」・布の端の処理とキレイに刺す方法
刺し子布の端の処理
サイズ:33cm × 38cm
布の端の処理は「中表に縫い合わせる」方法で処理しました。
- 布を中表に合わせ、枠線からの余白部分は12mm、縫い代は8mmに印を入れる
- 返し口10cmをあけて縫う
- 四隅の角はカットしておく
- 表に返して、返し口をかがり閉じる
1.布を裏側にして中表に合わせ、枠線からの余白12mm、縫い代8mmの印を入れる。
2.返し口10cmをあけて、縫い代を縫う。
3.布の余分を切り取り、四隅の角を落とす。
4.返し口から表に返して、返し口を縫い閉じる。
「布の縫い代の始末の仕方」の記事では3つの方法を載せてますので、詳しく知りたい方はご覧下さい。
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刺し子用ぼかし糸
ホビーラホビーレのピンクの「ぼかし糸」を使用しました。ピンク色~薄紫色~濃いピンクとグラデーションがあり、色の変化を楽しめます。
刺し子糸は輪っか状になった束の結わえていない反対側をハサミで切って一本ずつ抜き取って使用しますが、今回は切らずに厚紙に巻き取って使用しました。
通常は糸を結わえてある反対側の輪の部分をハサミで切りますが、今回は刺し子糸を切らずに厚紙に巻いてみました。
巻き巻き…、まきまき…(´⊙ω⊙`)。少しもしゃもしゃになりましたΣ(゚д゚lll)
仕方がないので糸を切ってしまって、もしゃもしゃとなった糸はこのまま使っていきます💦
なぜ、今回は糸を切らなかったの?
刺し子糸を継ぎ足さずに、縫いたかったの~
「さくらづくし」は斜めの線向かってに刺していきます。途中で糸が足りなくなるのがイヤなので、斜めの線の長さに切りながら使いました。
※糸は長くとりすぎると刺していくうちに、糸の表面が摩擦で少しずつ毛羽立ってきます。
LECIEN (ルシアン) hidamari 刺し子糸 約30m Col.302 マルチカラー 89花ふきん「さくらづくし」の刺し方
はじめに布の四角い枠線を刺し終えてから、桜を刺していきます🌸
桜の花びらを刺す
「さくらづくし」の図案はバラバラのように見えて、実は連続模様になっています。斜めに線に向かって刺し進んでいきます。
斜め方向に花びらをクネクネと刺していくので、間違えて他のところを縫ってしたうこともあり…💦
表と裏面がキレイに見える花芯を刺し方
〈一定の法則を立てる〉
花芯を刺すときは一定の法則を立てて刺し進め、花芯1つごとに糸を切り終えます。今回は返し縫いをしない方法で刺し進めていきました。花芯の刺し方によって、裏側の柄の出方が違います。
布の縦と平行な花芯の下側から、左回りに決めました。
〈花芯の刺し方〉
刺し子は基本縫い始めと縫い終わりを3目ずつ返し縫いしますが、重なった部分は太くなってしまいます。
そこで表と裏面がキレイに見える「モカリーナ式」の縫い方をご紹介しますね。いいな〜と思ったらマネして下さい♡
布と布の間に針を通し、刺した所から3目分先のグレーの下書き線から針を出します。
刺しはじめの所は、糸を少し見えるくらいに残しておきます。
裏地を1針縫います。(同じ穴から裏地に刺して、次の下書き線から針を出します。)
表地は1目だけ縫うことになります。
次に隣の花芯を縫います。
更に内側の隣を縫います。(これを繰り返す)
1番初めに糸を通した所まで来ました。ここを再度縫うことで糸が動かなくなり、返し縫いの代わりにしています。
ラスト1目の所を縫うと、裏側に針を出して下さい。
表側から針を出すと裏側の縫い目ところに出ます。その縫い目に絡ませながら、布の中へ通し進めていきます。
表側には糸は出さず、裏面の縫い目に絡ませて同じ穴から布の間へ通します。返し縫の代わりに3目分します。
裏側にも可愛いお花の模様ができました〜✿
ぜひ裏面も美しく柄が揃うように、チャレンジしてみて下さいね੧(❛□❛✿)
端っこの花芯
意外に難しいのが端っこの花芯です。2目分しか花芯がないところは、返し縫いができません。
ここは固結びして布の中であちこち引っ掛けながら、解けないようにしました。
刺し子の花ふきん「さくらづくし」の完成!
刺し子の花ふきんの表面
ぼかし糸はグラデーションの出方により、桜の色の1つ1つの表情が変わります。同じ色の桜がないので、とても楽しめながら刺せます。
裏面もキレイな「さくらづくし」
裏面は表面とは違う柄で、桜の花の中にお花が入っているように見えます。
長めの糸が丸く5個並んでいますが、その部分を布の間に通すとまた違った表情になります。
これで刺し子の花ふきん「さくらづくし」が完成しました(≧∀≦)!
まとめ
ホビーラホビーレの刺し子の花ふきん「さくらづくし」を使って、表と裏がキレイに見える刺し方を紹介しました。
返し縫いをせずに、糸ごと縫いながら裏面をきれいな柄が出るように縫っていきました。この方法は色んな場所でも応用できますので、桜の花ふきん作りの参考にして作ってください。
さくらづくしは同じ柄、桜を縫い続けるので単調になりがちです。ぼかし糸を使うことで桜の色の出方が1つ1つ変わり、とても楽しみながら刺し進めることができます♬
では明日また、モチャー イナ(*’▽’*)!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
モカリーナより♡
桜が満開ですね!
全面に刺していくのは根気がいるなぁ…
裏も表も綺麗に出来ていて、ふきんだけれど、何かのカバーとかに使いたいですね!
うにげ(id:U4Q)さん、こんばんは!
花ふきんだけど、使ったことはないんですよ。
使わず袋に入れてホイっと置いてます。
うにげさんの大作に比べたら、可愛いもんです。
月とスッポンぽんです♡