この記事はseriaの刺し子ふきん「花車」の作り方の紹介です。
こんにちは、モカリーナです♬
今回は2色使いの「花車」の刺し子ふきんを作りました。
seriaの花車はお花が車輪ようになっている模様です。
私はいつもは基本的な作り方をするのですが、今回は2色使いでアレンジして作りました。花芯部分を黄色くしたのでよりお花らしくなったと思います。
少々手間はかかりますが、華やかでとても可愛らしい刺し子ふきんになりました。
この記事では花車の作り方や縫い順、コツ3点、模様の意味を紹介しています。
動画でも詳しく説明していますので合わせてご覧ください。
【seria】よりお花らしくい!2色使いのセリアの刺し子ふきん「花車」の作り方と縫い順・模様の意味
seriaには刺し子キットがたくさん販売されています。キットは伝統柄〜伝統柄IVまで各5種類ずつあります。
今回作った花車は「伝統柄」の中の5種類の1つです。
seriaの刺し子ふきんの種類はこちらの記事をご覧ください。
もし欲しい柄が売り切れてなかったら、注文することができます(*´˘`*)
seriaの刺し子ふきんは欲しい模様が売り切れの場合がありますが、店舗によっては発注してくれます。seriaの刺し子の種類や発注方法はこちらの記事をご覧ください。
合わせて読みたい!
【seria】人気で売り切れ!セリアの刺し子ふきんのキットのお取り寄せの方法・バーコード【注文の仕方】
seriaの刺し子キット「花車」
- 説明書
- プリント済みの晒木綿 1枚
説明書には刺し子の基本的な刺し方は載っていますが、図案の刺し方の説明はありません。
使用した刺し子糸
今回使用した糸はseriaとダルマの刺し子糸です。
- 額縁・花びら seria 紫
- 花芯 ダルマ 山吹色
seriaの刺し子糸は4本の糸を撚って1本にしています。下書き線の細かさに対して糸が太めなので、4本の内の2本を使用しました。
ダルマの刺し子糸は滑りが良くて刺しやすいです!
花ふきんに仕上げる
晒木綿を花ふきんに仕上げて額縁を縫いました。
花ふきんの作り方はこちらの記事で詳しく書いていますので、参考にしてください。
合わせて読みたい!
【seria】セリアの刺し子キット「伝統柄」60種類・花ふきんの布の処理の仕方
図案の縫い順
花びらの部分を横、斜め(左右)にジグザグに蛇行しながら縫い進めていきます。
私は花芯部分の色を変えたので花びらの部分を先に縫い、最後に花芯部分を縫いました。
- 花びら(横・左右の斜めの線)
- 花芯(横・左右の斜めの線)
花車の縫い方のコツ3点
1、お花の交点の縫い方
花車の図案は特に難しい所はありませんが、迷う点はお花の交点ではないでしょうか。
花びらに対してお花の交点の縫い目は1本しかありません。どちらの花びらでお花の交点を縫うのかを決めて縫います。
2、花芯部分の縫い方
花芯部分は下書き線のように2目で点々と縫うのか、それとも2目を1目にして縫ってしまうのかを決めて縫います。
3、花びらの縫い目について
- 縦の線 7目
- 斜めの線 6目
縫い目がとても細かいので4目にして縫いました。
4目でもとても細かかったです。
花びらは横の花びらよりも斜めの方が若干長いので、少し楽に縫えました。
花車の図案を縫う
1.花びらの横の曲線を縫う
初めに花びらの横の曲線を七宝つなぎを縫うように、ジグザグに蛇行しながら縫いました。
花芯部分の下書き線の縫い目を除くと花びらの目は7目ありましたが、4目に変えて縫いました。
2.花びらの斜めの曲線を縫う
次に左右の斜めの曲線を縫いました。
花芯部分の下書き線の縫い目を除くと花びらの目は6目ありましたが、4目に変えて縫いました。
3、花芯部分を縫う
最後に花芯部分を縦→左右の斜めに、下書き線の2目を1目にして縫いました。
花芯部分の縫い方は2つ
- 布と布の間を通す方法
- 裏側まで縫う方法
私は花芯部分を布と布の間を通しながら縫いました。
花芯を最後に縫うとすでに縫っている花びらの部分があって、なかなか布と布の間に糸を通すのが難しかったです。
花芯部分は1番最初に縫うとやりやすいと思います!
ちなみに裏側まで縫う方法はこんな感じです。縫い目が長くなるので、くぐり刺しのように針穴の方から糸を縫い目に潜らせると糸が安定します。
全部縫い終えたので水洗い→乾燥→アイロン掛けをして仕上げました。
seriaの刺し子ふきん「花車」の完成!
seriaの刺し子ふきん「花車」が完成しました。
お花の花芯を黄色にしたので、よりお花らしくなってがとても可愛らしいです✨
花芯部分の黄色の糸が布と布の間に張り巡らされて、布地がほんのり黄色く染まっています。
刺し子ふきんの裏側
表側は2色使いですが、裏側は紫色だけの模様になっています。
大きめの紫色の花芯がとても可愛らしいです♡
花柄がよりハッキリ見えるように今回は縄状の額縁飾りをつけました。
額縁飾りの付け方はこちらの記事で詳しく書いていますので、参考にしてください。
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【seria】セリアの刺し子ふきん・3種類の額縁飾りと房の作り方
唐花亀甲の模様の意味
花車は文字通り花を積んだ車、花で飾った車のことです。この他には生花で牛車を模して作った小さな花器、紋所の名、植物のハンカイアザミの異名の意味があります。
花車文は花を乗せた車の文様です。車に四季の花を組み合わせた文様で、御所車の屋根の代わりに花を挿したり、車の上に花籠を乗せた意匠、源氏車に花をあしらったものがあります。
御所車とは平安時代に京都御所の周辺で皇族や貴族に使われる乗り物だった牛車の別称で、「玉の輿に乗れますように」の願いが込められています。
この御所車に花を飾ったものが花車、満ち足りて豊かな意味を持つ花車は神を招く=幸を招くの意味があります。
また御所車は貴族など限られた人しか使用されなかったことから富と華やかさの象徴の吉祥文様とされ、車輪が回り続けることから永遠を連想される縁起の良い文様として婚礼衣装としても使用されています。着物では牡丹や菊、桜などが描かれています。
余談ですが、花車は「かしゃ」や「きしゃ」とも読みます。
「きしゃ」は華奢とことで上品で優雅なこと(優美・風流)、体つきがほっそりとして上品なこと。
「かしゃ」は遊女を監督する女性や、遊女屋の女主人のことです。京の白川女、大原女が花車に花を乗せて御所へ献上したそうで、江戸時代に入って盛んになった文様です。
YouTube・seriaの花車の作り方・模様の意味
seriaの唐花亀甲の作り方と縫い順、コツ、模様の意味を動画で分かりやすく説明していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
まとめ
seriaの刺し子ふきん「花車」の作り方や縫い順、コツ、模様の意味を紹介しました。
seriaの花車はお花を車輪のように見立てた模様です。
私は紫詰草のように見えればいいなと思って、紫色と山吹色の糸を使って花柄を刺しました。
手間はかかりますが、よりお花らしく華やかになったと思います。
ぜひ参考にして作ってみてください!
それでは明日また、モチャー イナ(*’▽’*)!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
モカリーナより♡