この記事はセリア(Seria)の刺し子ふきん「野分」の作り方について書いています。
こんにちは、モカリーナです♬
風が吹き抜けるような流れを描いた伝統模様「野分(のわき)」。
その名の通り、秋風に草が揺れる様子を表した上品な刺し子模様です。
一筆書きのように縫えるのでひたすらチクチクと縫いたい方や初心者さんにおすすめです。
この記事では野分の作り方やコツ、模様の意味、アレンジの例などを紹介しています。
🧵セリアの刺し子ふきんシリーズとは

セリアの刺し子ふきんシリーズには、季節や縁起にまつわる美しい模様が揃っています。
刺し子キットは伝統柄〜伝統柄IVまで各5種類ずつ、全部で20種類販売されています。
使用したのはセリアの刺し子キット「伝統柄II」の野分です。
- 説明書
- プリント済み晒木綿 1枚
※仕上がりサイズ 約16×16cm
セリアの刺し子キット全種類についてはこちらの記事をご覧ください👇
🎨使用した刺し子糸

使用した刺し子糸
- セリア 刺し子糸(ロマンスカラー) 茶色
- セリア 刺し子糸 (ライトカラー)黄色
✏️下準備・花ふきんに仕立てる
晒木綿を花ふきんに仕立て、額縁を縫いました。
花ふきんの仕立て方や額縁の縫い方はこちらの記事で詳しく説明しています👇!
🪡模様の縫い方とコツ
縫い順の説明

- 左側から図案を縫う時…1番下の曲線→真ん中の曲線→半円形
- 右側から図案を縫う時…半円形→真ん中→1番下の曲線
模様と模様の間は、少し間を空けて縫います。
実際に縫ってみる

下書き線に沿って一筆書きをするように図案を縫います。
模様と模様の間や段を移る時は布と布の間に糸を通します。
✨完成した刺し子ふきん「野分」を紹介します

セリアの刺し子ふきん「野分」が完成しました。


裏側にも同じような模様がキレイにできています。違いは半円形の中の曲線が表側は右側、裏側は左側にあることです。

図案を透かしてみると半円形の中に三角形っぽい模様ができていて可愛らしいです♡
🔶野分の模様の込められた意味
野分とは野の草を吹き分ける強風のことです。秋から冬にかけて吹く暴風のことで、台風の昔の呼び方です。
読み方は「のわき」「のわけ」、季語は秋です。
松尾芭蕉が45歳の時に「更科紀行」に収められた句に野分が詠われています。
吹き飛ばす 石は浅間の 野分かな
激しい野分の風が浅間山の小石までも吹き飛ばしてしまうことだ、という意味です。
私は図案がすすきと野山に見えたのですが、野の草を吹き分けるということで野草が強風でなびいている様を表現した図案になります。
🪄アレンジを楽しめる野分の刺し子ふきん
野分は比較的簡単に刺せるので初心者さんにもおすすめの図案です。
単調なので少し物足りないな〜と思われる方はアレンジを楽しんでみてください。
- グラデーション糸を使う
- 刺し子糸を2色使う(半円形・中の曲線2本)
- 刺し子糸を3色使う(半円形・真ん中の曲線・1番下の曲線)
- 図案1段毎に色を変える
- 図案2段毎に色を変える
- 図案の形を利用してアレンジする
- 図案の中に模様を入れる
オリンパスさんやホビーラホビーレさんからも野分の刺し子キットが出ています。
🎥YouTubeで「野分」の作り方をチェック
動画では、実際の針の運び方や縫い順を紹介しています。
野分の出来ていく様子や配色についても説明していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
🍁まとめ
セリアの刺し子ふきん「野分」の作り方やコツ、模様の意味を紹介しました。
一針ごとに、柔らかな風の流れが現れる「野分」。
曲線が織りなす模様は、シンプルなのに奥深い魅力があります。
糸色を変えれば、季節の季節の風景が変わるのも楽しみのひとつ。
穏やかな気持ちで風を縫うように仕上げてみてくださいね🍂
それでは明日また、モチャー イナ(*’▽’*)!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
モカリーナより♡
mocharina*布あそび 
