この記事はみすや忠兵衛の刺し子針の紹介です。
こんにちは、モカリーナです♬
昔は東北地方で防寒着を縫う技法として伝わったとされる刺し子は、近頃では身近な生活用品としてとても人気があります。
刺し子はハサミ、刺し子針・刺し子糸・布があれば、初心者の方でも手軽にはじめることができます。
チクチクと何回も針を刺していく刺し子針ですが、針の違いについて考えたことはありますか?
この度「みすや忠兵衛」さんの高品質な刺し子針を使って、刺し子をしてみました。
針って、どの針も似たようなものじゃないの~?
針って、どの針も同じようなものだと思いますよね。ところがみすや針を使ってみると明らかに違いを感じます。サクサク縫えて、布に針がスーッと通るんですよ~Σ੧(❛□❛✿)
今まで使っていた針も悪いわけではないのですが、きっとみすや針が特殊なのだと思います。刺し子針は何回も何回も運針するのですから、この違いは大きな違いになりますよね。
いやぁ〜、驚きました〜!
一度使うともう手放せなくなってしまいますよ〜(*´꒳`*)
明らかに違う 縫いやすさ!京都「みすや忠兵衛 刺し子針」の特徴5点
みすや忠兵衛について
みすや忠兵衛は約200年前の1819年・文政2年に当社の初代山口忠兵衛さんが立ち上げました。その後約70年ほど前に株式会社山口忠兵衛商店を作り、現在8代目忠兵衛のもとに運営されています。
みすや忠兵衛は株式会社山口忠兵衛商店内にあります。
京都市下京区松原通り東洞院本燈籠町20番地
〈株式会社山口忠兵衛商店〉
手芸品総合卸・直営店舗運営・店頭販売・オンライン販売
〈有限会社みすや忠兵衛〉
和裁用品・みすや針・裁縫箱・裁縫セットなど
卸売り・各地京都展催事場での販売・オンライン販売
山口忠兵衛商店さまからのご提案で、みすや針を使ってみた感想を書いたものです。想像以上の使いやすさに衝撃をうけ、とてもよかったので記事にして紹介しています。
※みすや針、刺し子キットは山口忠兵衛商店さまからご提供していただきました。
みすや針の素晴らしい特徴5点
みすや忠兵衛刺し子針の素晴らしい5つの特徴を、感想を含めてご紹介します。
■京都 みすや忠兵衛 刺し子針 (長) 5本入 溝穴 みすや針 (メール便可)
1、折れず曲がらないしなやかな弾力
針を使う時はしなやかな弾力があって針の進み具合がよくて、それでいて曲がったり折れたりして欲しくないですよね。
しかし堅い素材は折れやすく、しなやかさは曲がりやすさにつながりやすいという正反対な性質を抱えるという問題がおこります。
みすや針は鋼で出来ていますが、その難題を解決する焼き入れ法を見出し、今日まで続く伝統針となりました。
堅さとねばり、いぶし銀の重厚な輝きがみすや針の魅力といえます。
みすや針の封を開けた時のシャラシャラと軽やかな爽快な音と触感は、鋼の焼き入れ法による職人さんの素晴らしい技によるものだったんですね。
2、針穴の丸いフォルム
刺し子糸は縫っているうちにだんだん糸がよれてきて糸が割れてしまう、なんてこと事はありませんか?
それは針穴の形が関係しています。糸と針穴の形が違うので、何回も縫っている内に糸がよじれやすくなります。
今まで刺し子糸を通しやすくするため、刺し子針の針穴は長細いもの、それが当たり前だと思っていました。
ところが、みすや針の針穴は極限まで正円に近づけています。針職人さんの手によって細い鋼の胴体に極限まで大きな穴を開け、小さな針穴の内側まできれいに磨きあげています。
針穴が大きいほど糸は通りやすくなります。また丸いフォルムは糸通しのときの糸先の割れを防ぎ、針仕事の途中で糸がよじれにくくなります。
針穴と糸の厚みで布通りが悪いものがありますよね。針がなかなか通りにくくて、指先が痛い経験をした事はありませんか?
でもみすや針は布に引っかかることなく、スーッと通るんですよ!!とても驚きました〜∑(゚Д゚)
みすや針を観察してみると、針穴の先の部分が細くなっていました。このようにすることで針穴と糸の厚みを軽減し、布通りがいいように工夫していることに気がつきました。
3、なだらかな針先へのシルエット
手縫いや刺し子をよくされる方がこのみすや針を使うと、明らかに違いを感じるのではないでしょうか?
針の進み具合が違う~!
布に針を刺した時に滑りがとてもよく、違和感なく通る感じです✨
何が違うのだろうと、手持ちの針で見比べました。針穴から針先に向かってなだらかに細くなっています。指先で摘んで指を滑らせてみると違いを感じます。
このなだらかに細くなるシルエットは、生地の抵抗をほとんど感じず運針が大変スムーズです。そしてとても美しい姿をしています(*´꒳`*)✨
針先が極端に細くなる針では生地に抵抗が生まれ、布目に傷をつける原因にもなるそうです。
そして針が長めなので、多めにチクチクと刺す事もできますよ〜♡
4、縦磨きの繊細な模様
みすや針は針先へのシルエットだけが縫いやすさの秘訣ではありません。細い胴体の針には、目に見えない秘密が隠されています👀
一般的な針の磨き方は横磨きって知っていましたか?これはローラーで効率よく磨けるからです。
しかし、みすや針は布の進みがよくなるように、丸い胴体が変形しないよう縦磨きで仕上げられてあります✨均一に0.00ミリ単位で磨きあげ、肉眼では見えない繊細な縦筋が入っています。
熟練の針職人さんでも息ひとつ緊張する磨き作業により、美しいいぶし銀の照りが生み出されています。
5、1本ずつ選定された包装
「大極上」と書かれた忠兵衛さんの屋号の入った包装紙には、博覧会金銀牌受領と描かれています。
その包装紙を開けるとアルミ箔で包まれた針が入っています。これは湿気から針を守り、最適な状態で保管できるようにするためです。
職人さんの手で大切に作られた針は、最後の工程である包装まで人の手と目で行われます。
包むときに一本ずつ鋼の焼き具合や仕上げの良否を検査して、縫うときに少しでも支障があると思われる針をすべて取り除いています。
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みすや針を使用してみる・オリンパスの刺し子キット「ザ・手仕事」
オリンパスの刺し子キット「ザ・手仕事」は2色から選べ、古布紬の赤紅・紺青があります。
懐かしさに触れる現代の技の「古布紬」に、500年受け継がれてきた伝統の技の「刺し子」が加わり、とても美しい刺し子のコースターが作れます。(柄は立三桝・花菱・石車・三つ葉・角寄せの5枚のコースター)
こちらのセットやみすや針は「刺しこばこ」さんでお買い求めできます♡
https://item.rakuten.co.jp/e-syugei/c/0000000808/
合わせて読みたい!
【YouTube】みすや針を使って、コースター作り
はじめにみすや針を使ってから、手持ちの針を使ってみました。
みすや針はサクサクと縫え、布から引き抜く時にも引っかかる事なくスーッと通って、爽快な感じです♬カメラ撮影のため机の上で縫ったので少しぎこちないですが、違いを感じていただけるかと思います。
よろしければご覧ください(*´꒳`*)
まとめ
山口忠兵衛商店さんのみすや忠兵衛 刺し子針は、針職人さんの手によって作られたこだわりの逸品です。
みすや針の素晴らしい特徴5点を、オリンパスさんの刺し子キットを使って紹介しました。高品質な針の折れ曲がらないしなやかな弾力、丸い針穴、なだらかなシルエット、縦磨きの模様、丁寧な包装についてです。
使ってみると明らかな違いを感じました。刺し子は何回も何回も繰り返し針を刺すので、いい針を使いたいものです。
ストレスもなくサクサクさせるので時短にもなるし、作品の出来上がりも違ってくると思います。
おススメの品ですので、是非使ってみて下さいね!
●今だけ 皿付指ぬきオマケ! [刺しこばこセレクション・刺し子の宝石箱] みすや忠兵衛の刺し子針と刺し子糸6色のセット (メール便不可)
それでは明日また、モチャー イナ(*’▽’*)!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
モカリーナより♡