この記事はセリア(Seria)の刺し子ふきん「重ね竜胆(りんどう)」の作り方の紹介です。
こんにちは、モカリーナです♬
組子細工でも見かける日本伝統柄の1つの「重ね竜胆」は、上品な花びらが重なり合う模様です。
落ち着いた美しさが魅力で、丁寧に刺すほど奥行きのある仕上がりになります。
でもいざ縫おうとするとたくさん線があり、「どうやって縫うの〜⁇」って悩みますよね💦
意外にも重ね竜胆は縫い方が分かれば、ザクザク縫えてしまいます(*´˘`*)
この記事では重ね竜胆の作り方やコツ、模様の意味を紹介しています。
🧵セリアの刺し子ふきんシリーズとは

セリアの刺し子ふきんシリーズには、季節や縁起にまつわる美しい模様が揃っています。
刺し子キットは伝統柄〜伝統柄IVまで、全20種類が販売されています。
今回使用する「重ね竜胆」は伝統柄IIの1つです。
- 説明書
- プリント済みの晒木綿 1枚
※仕上がりサイズ:約16㎝ × 16㎝
セリアの刺し子キットの全種類についてはこちらの記事をご覧ください👇
🎨使用した刺し子糸

使用した刺し子糸
- ダルマ 刺し子糸(細)紺色(215番)
- Cosmo ルシアン hidamari糸(スペック)よもぎパン(202番)/さざ波(203番)
🌱花ふきんに仕上げる
まずは晒木綿を花ふきんに仕上げて、額縁を縫います。
花ふきんの作り方や額縁の縫い方はこちらを参考にしてください👇
🪡模様の縫い方とコツ
重ね竜胆の縫い順

縫い順
- 花の周りを囲む線(縦・斜め)
- 花びらの中を通る線(縦・斜め)
- 竜胆の花を縫う
竜胆の花の部分は複雑なので、人によって縫い方も違ってきます。
花の周りを囲む線

はじめに花の周りを囲む線を緑色の糸で縦、斜めに縫いました。縫い目が大きめなのでザクザク縫えます。
全部縫うと表裏に籠目の模様ができました。
hidamari糸のスペックのシリーズは、淡い色の糸に濃い色が吹き付けられ斑点のようになっています。光沢感があってキレイで糸の変化も楽しめます(*ˊᵕˋ*)ノ⋆*🪡
花びらの中を通る線

次にリンドウの花びらを通る線を、水色の刺し子糸で縦、斜めに縫いました。
全部縫うと今度は三角形が表裏にできました。
竜胆の花を縫う

最後にリンドウの花を縫いました。リンドウの花を囲うようにできる円を蛇行しながら縫います。

円が重なるにつれ、どこを縫っているのかだんだん分からなくなりました。
あちこち蛇行しながら縫い進めましたが、それでも上手く縫えてしまうのが不思議でした✨
🌸完成した刺し子ふきん「重ね竜胆」を紹介します

セリアの刺し子ふきん「重ね竜胆」が完成しました。

青紫色の竜胆のお花がたくさん咲いて可愛い♡
山で出会った竜胆の雰囲気が出るように、清楚な感じの色合いにしました。

重ね竜胆の刺し子ふきんの裏側は、表側と同じような模様ができていました。
竜胆の花は裏側の方がちょっとお星様っぽく見えます。
🔷重ね竜胆に込められた模様の意味

竜胆は日本を原産とする秋の山野草を代表する花です。生薬の原料の1つとして用いられ、かつて根は民間薬として利用されました。
食欲不振の健胃薬として使われていましたが、服薬するととにかく苦い💦
あまりの苦さを竜の胆に例えて名付けられ、「竜胆」はリュウタンが訛ってリンドウとなりました。
竜胆は物事と物事、人と人を結ぶ縁が繋がっていくことから良縁祈願の意味が込められた柄です。
高貴な青紫色をしていることから長寿の花としても人気があり、健康や長寿を願う意味があります。
竜胆模様を繋げていくと大きな輪ができることから「重ね竜胆」と呼ばれるようになりました。
🎥YouTube・「重ね竜胆」の作り方を動画でチェック
動画では、実際の針の運び方や縫い順を紹介しています。
重ね竜胆の出来ていく様子や配色についても説明していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
🌺まとめ
今回はセリアの刺し子ふきん「重ね竜胆」を作りました。
一針ごとに花が重なっていくような「重ね竜胆」。
上品で奥ゆかしい佇まいのふきんは、日々の暮らしに静かな彩りを添えてくれます。
私は竜胆を青色と緑色の糸を使って、和の花らしい清楚な雰囲気の模様を刺しました。
ぜひお好きな色を使って、素敵な刺し子ふきんを作ってくださいね。
それでは明日また、モチャー イナ(*’▽’*)!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
モカリーナより♡
mocharina*布あそび 
