今回は刺し子の花ふきんの「布の縫い代の始末の仕方」3つの方法と、この方法で作ったの紹介です。
刺し子の花ふきんを買ったけど、
- 布の縫い代の始末をどうしたらいいかな?
- 簡単な縫い代の始末の仕方はないかな?
- 図案の縫い目がキレイにみえるような縫い代の方法はないかな?
とお悩みの方のお役に立てる記事となっています。
こんにちは、モカリーナです♬
刺し子の花ふきんは下書きの線に沿って縫うだけで、とても簡単にできて楽しいですよね。
でもいざはじめようとすると、わからないことが多いですよね。
この記事では刺し子の「布の縫い代の始末の仕方」の3つの方法を紹介しています。
布の縫い代の始末の仕方の3つの方法やメリット・デメリット、この方法で作った4つの作品など紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
🌼刺し子ふきん・3つの縫い代の始末の仕方の紹介

刺し子の花ふきん「布の縫い代の始末の仕方」の3つの方法を紹介します。
- 折り代を差し込む方法
- 中表に合わせて表に返す方法
- 布の周囲を最後にかがり閉じる方法

お好みの方法を選んでね!
📍ポイント:下書きの印は水で消せるペンを使用。図案の下書き線は水で消えてしまうので、完成後に消しました。
🩷1. 縫い代を差し込む方法
表と裏の布の縫い代を差し込んで、縫い代ごと枠線を縫っていく方法です。
花ふきんは枠線からの余白1cmをあけて、縫い代1.2〜1.5cmをアイロンで折ります。(余分な布はカットしておく)

表側と裏側の縫い代の角を入れ込みます。

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枠線を縫い代ごと縫う
刺し子糸で周囲の四角い枠線を縫い代ごと縫います。(刺しはじめと終わりを3目返し縫いする)

<メリット> 縫い代を折り込んだ状態で枠線を縫うので、しつけの下処理をしなくて楽。
<デメリット> 刺し子糸で枠線を縫うときは、生地が4枚重ねになるので刺しにくい。
YouTube・「縫わない花ふきん」の作り方
折り代を差し込む方法の「縫わない花ふきん」の作り方 をSeriaの花ふきんを使って動画で紹介しています。ぜひ参考にしてください。
❤️2. 中表に合わせて表に返す方法
布を中表に合わせてから周囲を縫い、表に返す方法です。
花ふきんを中表に合わせて、印を入れます。
- 図案の枠線からの余白は12mm
- 縫い代は8mm
※余分な布はカットしておきます。

返し口を10cmあけて、周囲をミシンで縫います。(手縫いでもOK)
📍ポイント: 枠線を刺し子糸で縫う時に縫いにいので、縫い代の布が枠線にかからないようにしてください。

布の四隅の角を少しカットします。
返し口から表に返して、返し口をかがって閉じます。角は目打ちを使って出します。

<メリット> 中表に合わせる方法はミシンで処理できるので比較的楽にできて、刺し子糸も刺しやすい。
<デメリット> 下処理に少し手間がかかります。
YouTube・【セリア】刺し子の花ふきんの作り方
【セリア】の刺し子キットを使った「花ふきんの作り方 」を動画にしましたので、参考にしてください。
🩵3. 布の周囲を最後にかがり閉じる方法
先に刺し子糸で図案を全部縫ってから、最後に花ふきんの周囲をかがり閉じる方法です。
- 花ふきんの表と裏の縫い代をそれぞれのアイロンで折る
- 表と裏をあわせてしつけ糸でしつけをする
- 図案の枠線からの余白は10~12mm
- 縫い代は8mm
2筋縫って、隣の2本の糸を結びます。(結えなくても玉止めでもOK)

念のため2回固結びをして、糸を切ります。

糸は引っ張り過ぎないように、図案を全部刺し終えます。しつけ糸が邪魔な時は随時カットしてください。

最後に花ふきんの周囲をかがり閉じます。
<メリット> 布と布の間の枠線の外側で糸を処理するため、布に返し縫いの目がなくキレイな仕上がりになります。
<デメリット> しつけをして最後に周囲をかがり閉じるので時間と手間がかかります。幾何学模様のような連続模様でない場合は不向きです。
🌿3つの方法で作った刺し子ふきんの紹介
刺し子の花ふきん「七宝つなぎ」

「布の縫い代の始末の仕方 1」の縫い代を差し込む方法で作成した「七宝つなぎ」です。
初心者向けの図柄で、斜め一直線に蛇行しながら刺し進めています。ピンクと黄緑の刺し子糸を使いました。
刺し子の花ふきん「麻の葉 II」

「布の縫い代の始末の仕方 2」の中表に合わせて表に返す方法で作成した「麻の葉 II」です。
縦、横、斜めにまっすぐ刺し進めていきます。中心部分は重なりが多いので少し難しいです。(ライトグリーンとブルーの刺し子糸を使用)
刺し子の花ふきん「変わり七宝」

「布の縫い代の始末の仕方 2」の中表に合わせて表に返す方法で作った「変わり七宝」です。
斜めに蛇行しながら刺し進めていきます。交差させる赤い糸を布と布の真ん中に通していくので少し難しいですが、少し慣れてくれば大丈夫です。(赤とからし色の刺し子糸を使用)
刺し子の花ふきん「十字花刺し」

「布の縫い代の始末の仕方 3」の布の周囲を最後にかがり閉じる方法で作成した「十字花刺し」です。
細かい図案なので根気がいりますが、順番通りに刺していけば大丈夫です。縫い目がポコポコと立体的に見えてとても豪華で、縦横、斜めと縫い進めていく過程で様々な幾何学模様が楽しめます(^^♪
✂️おススメの刺し子グッズ
みすや忠兵衛 刺し子針
外枠(額縁)が重なったり、縫い目が細かいと、縫いにくいことがあります。
そんな時は針先の鋭い刺し子針「みすや忠兵衛 刺し子針」を使うと縫いやすいです。
「みすや針」は、針職人さんの手によって作られています。布通りもよく、使ってみると明らかに違いがわかるおすすめの逸品です!
みすや針を使ってコースターを作成しました。ぜひ動画も合わせてご覧ください👇
オリムパスの刺し子キット「ザ・手仕事」は、古布紬の赤紅・紺青があります。
ダルマの刺し子糸(細)
私が愛用している刺し子糸は、ダルマの刺し子糸(細)。
細かい目を刺すのに適していて、糸通りも良好、毛羽立ちも少ないです。
光沢感があり、ベーシックカラーやくすみカラー、段染め糸など種類も豊富にあります。
セットで持っておくと、色合わせに役立つのでおすすめです。
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🌸まとめ
「布の縫い代の始末の仕方」の3つの方法と、この方法で作った4つの花ふきんを紹介しました。
手軽にできておすすめなのは「布の縫い代の始末の仕方 2」の中表に合わせて表に返す方法です。
それぞれの方法にはメリットやデメリットがありますので、お好みの方法でお試しください。
それでは明日また、モチャー イナ(*’▽’*)!
最後までお読みいただき、 ありがとうございました。
モカリーナより♡
mocharina*布あそび 
