【seria】繊細な模様が多い「伝統柄III」の刺し子ふきんをコンプリート！模様の意味・初心者さんに縫いやすい順【2023年】

seriaの刺し子キットは「伝統柄」I〜IVまであり、それぞれ各5種類ずつ合計20種類あります。

「伝統柄III」の刺し子ふきん

干網
雪華模様
野分
蜀江紋
枡刺し

今回は「伝統柄III」2023年の5種類の刺し子ふきんが完成したので、

「伝統柄III」の花ふきんの紹介(使用した糸・縫い順・ポイント)
模様の意味
初心者さんに縫いやすいランキング

を紹介したいと思います。

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seriaの刺し子ふきん・干網

干網の刺し子ふきんの紹介

干網は曲線を縦にザクザクに縫っています。seriaの下書き線は細かく、曲線の重なる部分が1本しかありません。

使用した糸　コスモルシアン hidamari　夏の太陽（赤〜ピンク〜オレンジにグラデーション）
縫い順 　縦にジグザグに縫う
ポイント　曲線の重なり合う線の縫い方

刺し子ふきんの裏側

表側の模様とほぼ同じような模様ができました。

干網の模様の意味

干網は曲線を交差させて繋いだ文様です。

網目文様は「大漁」「一網打尽」のように「幸せを捉える」という意味を連想させる縁起のいい模様です。

seriaの刺し子ふきん・雪華模様

雪華模様の刺し子ふきんの紹介

seriaの雪華模様は下書き線がとても細かいので、針先の細い刺し子針でチクチク縫いました。裏側の目を拾うことに注意しながら縫いました。

モカリーナ

私はみすや針を使っています。

使用した糸　ホビーラホビーレ　紺色・グラデーション糸（紺〜水色）
縫い順　縦→横→斜め（左右）
ポイント　裏側の目を拾いながら縫う・裏側に長い縫い目ができるので糸こきをしっかりする

雪華模様の裏側

表側には繊細な雪の結晶の模様、そして裏側には氷の結晶が輝いているような美しい模様ができています。

雪華模様の模様の意味

雪華模様は雪の結晶を文様化した模様です。

江戸時代後期に誕生した模様で「雪華図説」という研究観察した本の雪の結晶を文様化したものです。

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seriaの刺し子ふきん・重ね枡刺し

重ね枡刺しの刺し子ふきんの紹介

重ね枡刺しの基本の縫い方は枡目を1個ずつ縫っていきます。seriaの枡刺しは図案が細かいので大変ですが、アレンジすることで楽に縫うことができました。

使用した刺し子糸　ダルマ（細）緑・薄紫
縫い順　斜め→反対側の斜め
ポイント　枡目を1つずつ縫わずに斜めに縫い進めました。裏側の長い縫い目ができるので糸こきをしっかりし、四角い角を合わせます

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刺し子ふきんの裏側

表側は四角い枡目が重なった模様、裏側には小さな四角形がたくさん並んだ連続模様ができました。

重ね枡刺しの模様の意味

枡刺しは「枡」を「増す」の意味と重ねた縁起のいい文様です。四角い枡を重ねて作る枡刺しは「ますます」「良くなる」の意味があります。

seriaの刺し子ふきん・蜀江紋

蜀江紋の刺し子ふきんの紹介

蜀江紋は八角形と四角いを組み合わせた模様です。蜀江文様は連続して縫うことが難しく工夫が要りますが、seriaの蜀江紋は縫い目が細かいものの縦横、斜めに縫い進めることができます。

使用した糸　ダルマ（細）ピンク色（こうばい）・オリムパス刺し子ラメライトパープル
縫い順　縦→横→斜め（左右）
ポイント　裏側の模様が長いのでしっかり糸こきをします・裏側の端っこを忘れずに縫い、斜めの線は角を合わせるとキレイに見えます

刺し子ふきんの裏側

表側にはレースのような繊細で可憐な模様、裏側は四角い中に「井」の文字が入った模様ができました。表側とは全く違いダイナミックな模様です。

蜀江紋の模様の意味

蜀江とは中国の三国時代に首都、蜀を流れる河のことです。その地域で作られる絹織物を日本で「蜀江錦」と呼ばれたことに由来しています。

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seriaの刺し子ふきん・枡刺し

枡刺しの刺し子ふきんの紹介

seriaの枡刺しは交わる下書き線がぶつかったり交わっているので、縫い目の調整が必要です。縫い方は人によって様々に異なります。花柄のモチーフは効率よく一筆書きのように刺していきました。

使用した糸　ホビーラホビーレピンク色・ダルマ（細）こげ茶色・草木染めの玉ねぎ染め樺茶色
縫い順　横→花柄→縦→斜め（左右）
ポイント一目刺しで縫う・裏側の長い目が緩みがちなので糸こきをしっかりする

※花柄を単色にして横に縫い進めました。

刺し子ふきんの裏側

表側はたくさんの四角い枡目の中に花柄が入ったとても華やかな模様で、裏側は表側と同じような枡目ができていますが花柄はなく点々になっています。

枡刺しの模様の意味

seriaの枡刺しは四角形を重ねて作った枡目の中に花柄が入った模様です。

枡刺しは「枡」を「増す」の意味と重ねた縁起のいい文様です。四角い枡を重ねて作る枡刺しは「ますます」「良くなる」の意味があります。

枡刺しや花柄にはたくさんの十字があり、十字は神様の象徴、「完全」「満ち足りている」の意味があります。また「生命の木」「多産」「豊穣」の意味があります。

初心者さんに縫いやすい順

新バージョンのseriaの刺し子ふきん「伝統柄III」を初心者さんに縫いやすいランキングにしました。

「伝統柄III」は縫い目の大きさや縫い方をアレンジすることにより、実際に縫ってみると予想とは違った結果になりました。

🥇重ね枡刺し
🥈干網
🥉雪華模様
蜀江紋
枡刺し

1位、重ね枡刺し

重ね枡刺しの基本の縫い方は1つずつ枡を縫うのですが、斜めに刺していくことで楽に縫うことができました。

表とは違った裏側の模様が可愛いです。

2位、干網

seriaの干網は図案が細かいので大変ですが、縦にジグザグに縫うと比較的簡単に縫えます。

単純な模様なのでグラデーション糸や縦の線ごとに色のバリエーションをつけても可愛らしい模様です。

3位、雪華模様

雪華模様は縦横、斜めと一直線に縫えるのですが、縫い目が細かいのでザクザク縫いたい方には不向きです。

表裏どちらも美しい模様が楽しめる刺し子ふきんです。

4位、蜀江紋

蜀江紋は縦横、斜めに縫い進められるのですが、図案通りに縫うと下書き線が細かすぎて、縫うのが大変です。

表側の繊細な美しい模様と、裏側には全く違う雰囲気の模様ができて面白く、完成すると喜びももひとしおです。

5位、枡刺し

seriaの枡刺しは「伝統柄III」の中で、縦横、斜め、花柄と1番縫う所が多い刺し子ふきんです。

下書き線がとても細かいのでそのまま縫うと大変ですが、縫い目を調整すると縫いやすくなります。

花柄をアレンジしたり縫い方や縫い順も人それぞれ違うやり方になる図案で、花柄が美しく華やかなのでおすすめの刺し子ふきんです。

YouTube・新バージョンのseriaの刺し子ふきん「伝統柄III」をコンプリート

新バージョンのseriaの刺し子ふきん「伝統柄III」の花ふきんの紹介、模様の意味・初心者さんに縫いやすい順を動画で説明しています。ぜひ合わせてご覧ください。

まとめ

新バージョンのseriaの刺し子キット「伝統柄III」2023年の5種類をコンプリートしたので、刺し子ふきんの紹介、図案の意味と初心者さんに縫いやすいランキングを紹介しました。

「伝統柄III」の5種類の刺し子ふきんは下書き線が細かいので、縫うのに根気がいります。表側だけでなく裏側の模様が美しいです。

1番縫いやすく裏側の模様が面白いのは「重ね枡刺し」、表裏の模様を楽しむなら「雪華模様」、縫う所が多いものの華やかでお花のモチーフが可愛いのは「枡刺し」です。

ぜひ参考にして作ってみてください。

【初心者さん必見】オシャレで可愛い刺し子キット！おススメ15選

それでは明日また、モチャーイナ(*’▽’*)！

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

モカリーナより♡