この記事は羊毛フェルトの芯材についてご紹介しています。
こんにちは、モカリーナです♬
羊毛フェルトをそのままくるくる巻いてニードル針でチクチクと、だんだん丸くなっていって可愛いですよね(*´˘`*)
でもたくさん作るなると
- たくさんの羊毛フェルトがいって費用がかかる〜
- 使いたい羊毛の量が少ない〜
- もっとスピーディーにできないかな〜
とか他にいい方法がないか悩んでしまいます。
そんな時には芯材を使うのがおすすめです。
今回は色んな素材を使って10個の羊毛ボールを作り芯材の作り比べをしました。参考にして作ってみてください。
【羊毛フェルトの芯材】10個の羊毛ボールで刺し比べ!100均で代わりになるものはどれ?
- 羊毛フェルト 羊毛フェルト
- 羊毛フェルト 芯材
- 羊毛フェルト アクレーヌ
- 羊毛フェルト 100均の羊毛フェルト
- 発泡スチール 発泡ボール
- メラミンスポンジ 100均
- 綿 100均・手芸店
- キルト芯 100均・手芸店
- グラデーションボール 100均
- 毛糸 100均
色々な素材で羊毛ボールを作る
それぞれの素材をザッと丸めて芯材を作り、羊毛フェルトに芯材を包んで羊毛ボールを作りました。
羊毛フェルトだけで作った羊毛ボールを基準に、色々な素材で羊毛ボールを作りました。私的な基準ですが評価をしましたので、参考にしてください。
☆☆☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆ | |
費用 | 安価(100均) | 普通 | 高価 |
作成時間 | 速い | 普通 | 遅い |
固さ | 適度 | 軟らか・固い | 軟らか・固い |
総合評価 | とても良い | 良い | 普通 |
1、基本・羊毛フェルトの羊毛ボール
メリット
- 羊毛フェルトを丸めて作るので、そのまま丸めることができる
- ある程度の固さと弾力がある
デメリット
- 羊毛フェルトがたくさん必要
- 費用がかかる
- 丸めるにはある程度時間がかかる
2、羊毛フェルト芯材を使った羊毛ボール
羊毛フェルトのベース素材で最も有名なのはハマナカの「ニードルわたわた」、ニードルフェルト専用の芯材です。
羊毛をふくらみのある「わた状」に仕上げているので、ニードルで軽く刺すだけでまとまります。
メリット
- 芯材専用の素材なのでまとまりやすい
- ある程度の弾力がある
- 型崩れしにくい
デメリット
- 費用がかかる
私は藤久のフルフィールベースプラスを使いました。
3、アクレーヌを芯材にした羊毛ボール
アクリルを使った羊毛フェルトのアクレーヌは、まとまりが作業時間が半分ほどで作成ができるのが特徴です。アクリル素材なので色も鮮やかで毛羽立たず、初心者向きの素材です。
メリット
- まとまりやすく芯材としても向いている
デメリット
- やや費用がかかる
4、100均の羊毛フェルトの芯材にした羊毛ボール
100均の羊毛フェルトはまっすぐに長い羊毛がクルリと巻かれて入っています。長い羊毛を細かくちぎってよく解し、巻き終わりから刺していきます。
芯材として使うには形を整える必要がないためおすすめです。
メリット
- 羊毛を惜しみなく分断に使える
- 費用はあまりかからない
- 近くに手芸店がなくてもダイソーやセリアで手に入る
デメリット
- 羊毛フェルトがまとまりにくい
5、発泡ボールを使った羊毛ボール
発泡ボールは素材そのままの形がすでにできているので、表面に羊毛フェルトを巻きつけていけるのが良い点です。項目が少ないので総合評価は低くなりましたがメリットも多い素材です。
私は自宅にあったバラ芯(涙型)の発泡ボールを使って羊毛ボールを作りました。羊毛と馴染ませるように刺しつけて一体化させていきます。
メリット
- 芯材を作る必要がないので手間がかからない
- 同じサイズにしやすい
- 時間短縮になる
- 型崩れしない
- 刺し縮みがない
デメリット
- 触り心地は発泡ボールの固さ
- 素材が違うのでしっかりと刺しつけ、一体化させる必要がある
100均では20mm、25mmの発泡ボール(8個入り)が販売されています。
たくさん作るならネットショップが安くておすすめ!
6、メラミンスポンジを芯材にした羊毛ボール
お掃除などで使うキメの細かいメラミンスポンジは、スーパーや100均でも手に入る素材です。
メラミンスポンジはサイコロ状にカットされたものや、板状になっていて好みのサイズにカットできるものがあります。
メラミンスポンジをサイコロ状にカットし、羊毛を巻いて刺しつけて使います。メラミンスポンジの固さは羊毛をやんわり巻いた時のような固さでフニャフニャしています。
メリット
- 費用がかからない
- 羊毛フェルトとの馴染みが良い
- ある程度圧縮して巻きつけるとほどよい固さになる
デメリット
- そのままの固さで使うとふにゃふにゃと柔らかすぎる→ある程度の固さまで刺す必要がある
板状のメラミンスポンジはニードルマットとして使用することができます。この場合テーブルを傷めないようにスポンジの下に雑誌などを敷いて使用します。
7、綿を芯材にした羊毛ボール
綿を芯材にして羊毛ボールを作ります。
まずは100均の綿を使用。100均の綿はスベスベしていて刺してもまとまりません。またキメが細かいためニードル針の通りも悪いです。
そこで手芸店の化繊綿を使用しました。手芸店の化繊綿はまとまりやすくおすすめです。刺した感じは3番目に紹介したアクレーヌに近い感じです。
メリット
- 手芸店の化繊綿はまとまりやすい
- コストがかからない
デメリット
- 100均の綿は全くまとまらず、ニードル針も刺さらない
- 手芸店の化繊綿も軽くまとめるだけでは芯材としては使うには頼りない→ある程度刺しつける必要がある
8、キルト芯を芯材にした羊毛ボール
キルト芯には目が粗いものから細かいものがあります。
- 目が粗いもの→ニードル針が刺しやすいが、しっかり刺しつけないと芯材としては頼りない
- 目が細かいもの→そのままではニードル針が刺さらず、解しても刺しにくい
目が粗くもなく細かすぎないものが理想的です。ある程度キルト芯をほぐして使うと更に刺しやすくなります。
キルト芯のメリットは巻きつけて重ねながら芯材を作っていけること。また解したら綿状になるのも魅力の1つです。
100均のキルト芯は以前は目の粗いものが販売されていて、芯材にするのに刺しやすく便利でした。今回私が手に入ったものはキメの細かいドミット芯タイプで、不織布が貼られていたのでそれははがして使用しました。キルト芯をほぐし綿状にしても、くるくると丸めるとニードル針は通りにくい感じでした。
メリット
- ほどよい粗さのキルト芯は芯材として使いやすい
- 費用がかからずたくさん作れる
- 丸めたり解して使える
デメリット
- キルト芯の目の細か過ぎるとニードル針が刺さらない
- キルト芯の目が粗いと刺し固めるのにやや時間がかかる
9、100均のグラデーションボールを芯材にした羊毛ボール
刺し心地は羊毛フェルトの芯材のようなザクザク刺さる感じです。羊毛フェルトを巻いて刺しつけるだけで羊毛ボールになります。
羊毛ボールの固さはグラデーションボールよりも固くなります。10個作った羊毛ボールのうち、発泡ボールの次の固さでした。
メリット
- 固めのボールがお好みなら、素早くできるのでおすすめ!
- コストも比較的かからない
デメリット
- グラデーションボールが固めなので、羊毛フェルトと一体化させるのにやや時間がかかる
- ニードル針が少し刺さりにくい
10、毛糸を巻いて芯材にした羊毛ボール
毛糸をくるくると巻いて糸玉にして羊毛ボールを作りました。刺し心地はとてもよく羊毛フェルトの芯材に刺した感じが似ています。
羊毛フェルトとの相性もよく巻きつけた羊毛と一体化していきました。
メリット
- 巻きつけるだけで好みのサイズが作れる
- 色んな形に巻きつけられる
- 100均の毛糸でもいいので費用がかからない
デメリット
- 毛糸を巻くのに少し手間はかかる
- 毛糸玉は少し固いので一体化させるのに時間がかかる
芯材の固さのグループ分け
羊毛フェルトを基準として、ご紹介した10種類の羊毛フェルトの芯材は3つのグループ分けができます。
ほどよい固さのグループ
ほどよい固さのグループは羊毛フェルトをはじめとして、羊毛の芯材とアクレーヌ、100均の羊毛フェルトのグループです。
羊毛フェルトを使った羊毛ボールはどれも似たような触感と固さでした。
羊毛フェルトだけで作るなら、芯材を作って巻きつける必要がないので手っ取り早く簡単です。
スピーディーに作りたいのならニードルわたわたやアクレーヌ、費用を抑えたいなら100均の羊毛といったかんじでしょうか。
固い芯材のグループ
固い芯材のグループは1番固いものから発泡ボール、グラデーションボール、毛糸の順でした。
グラデーションボールや発泡ボールは丸い形の作品向きになりますが、発泡スチロールや毛糸は様々な形にできるため大きな作品の芯材として向いています。
型崩れしにくいので人形やぬいぐるみに適しています。
軟らかい芯材のグループ
軟らかい芯材のグループはメラミンスポンジ、化繊綿、キルト芯です。芯材にはしっかり刺し固めないと形が定まりにくい素材です。
柔らか目に作ってしまうと仕上がりがふにゃふにゃして定まりません。ある程度圧縮した上で刺し固めるとスピーディーにできます。
私はこの中でキルト芯を一番使いました。
芯にするのもよし、巻きつけたり綿状にして補強するのにも便利だったからです。
色んな素材と組み合わせて芯材を作る
例えば芯材の中心部に固い芯材のグループにして柔らかな芯材を巻きつけて使うなど、素材の特徴を活かして組み合わせて使うのもおすすめです。
ぬいぐるみやお人形など大きいものはニードルわたわたを使うのが手っ取り早くできますが、コスト面を考えると発泡スチロールで形を作ったり毛糸などを巻いてから作ると羊毛フェルトの使用量が少なくてすみます。
お好みで色々お試しくださいね!
まとめ
羊毛フェルトで作った羊毛ボールを基準に色々素材で芯材を作りました。
芯材を使うことで高価な羊毛フェルトの使用量を減らせ、費用を抑えることができます。また使う素材によっては時短にもなります。
私は羊毛の残量が少なかったので芯材を使用しました。
今回ご紹介しませんでしたが、紙粘土、トイレットペーパー、牛乳パックを芯材にすることがあるようです。
それでは明日また、モチャー イナ(*’▽’*)!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
モカリーナより♡