この記事はセリアの刺し子ふきん「雪華模様」の作り方の紹介です。
こんにちは、モカリーナです♬
寒い季節にぴったりの雪華模様は、縦横、斜めに縫う模様刺しです。
とても可愛いしシンプルで縫いやすそう〜と思って、刺し子キットを買われた方も多いのではないでしょうか?
私もそう思っていましたが、縫ってみるとなかなか大変でした。理由は縫い目が細かく、意外に縫う所が多いからです。
でも完成した刺し子ふきんは表裏とも、とても美しいです。
この記事では雪華模様の刺し子ふきんの作り方やコツ、模様の意味やエピソードについて説明しています。ぜひ参考にしてください。
【seria】セリアの刺し子ふきん「雪華模様」の作り方とコツ5点、模様の意味
黄緑色のパッケージの新シリーズの伝統柄IIIには5つの柄があります。その中の1つの「雪華模様」を作りました。
100均の刺し子グッズについては、こちらの記事で詳しく書いています。
合わせて読みたい!
【100均】ダイソーとseria(セリア)の刺し子グッズ!キットの種類と刺し子糸
seriaの刺し子キット「雪華模様」
- 説明書
- プリント済み晒木綿 1枚
説明書には花ふきんの作り方や縫いはじめや縫い終わりなどについて簡単に説明していますが、図案の縫い方は書いていません。
花ふきんの詳しい作り方や基本的なことは、こちらの記事で詳しく書いていますので参考にしてください。
合わせて読みたい!
【seria】セリアの刺し子キット「伝統柄」60種類・花ふきんの布の処理の仕方
使用した刺し子糸
- ホビーラホビーレ 紺色
- ホビーラホビーレ 紺のグラデーション糸
セリアの雪華模様の表側の縫い目はとても小さくて細かいです。淡い色よりも濃い目の色を使う方が図案が見えやすいです。
私は紺色を選びました。光によって雪の結晶の色が変わる様子をグラデーション糸で表現しました。
図案の縫い順の説明
〈縫い順〉
- 縦の線
- 横の線
- 斜めの線(3本の真ん中・3本の両端)
私は斜めの線の3本の真ん中をグラデーション糸で、両端を紺色で縫いました。
図案を縫う
seriaの雪華模様の表側は細かい目を下書き線通りに縫います。裏側は短い目と長い目が混雑し、刺し子糸の出る分量がので縫い方に工夫が必要です。
縦の線を縫う
図案の縫いはじめだけ、図案の中央から縫います。縦の中央の線は裏側を少し縫ってから図案通りに縫います。
Point 12目並んだ間、裏側の目をしっかりと刺す
横の線を縫う
裏側は短い目と長い目が混雑しています。
Point 2長い目の糸の糸こきを加減する→水洗いしてアイロン掛けをすると多少キレイになります
Point 3裏側の+部分がキレイ見えるようにする→気にせずザクザク縫うと糸が+の中央から均等になりません
斜めの線を縫う
表側は細かい下書き線が3目連なり、更に裏目が出るように注意が必要です。
Point 4交差する糸の上を縫わないようにする
斜めの線をを縫うと四角形ができます。この時に縦横の線を縫うとパカッと糸が割れるので、極力縫わないように注意します。
seriaの刺し子ふきん「雪華模様」の完成!
seriaの刺し子ふきん「雪華模様」の完成しました。
表側は細かい縫い目の雪の結晶ができています。 1目1目の縫い目の美しさ…というよりは、総合的に見て雪華模様になっていればいいのかな〜と思いました。
どこかはかなげでとても美しい模様です。
雪華模様の裏側
雪華模様の裏側は雪や氷が輝いているように見えます。表裏とても美しい刺し子ふきんです。
とても大変でしたが完成すると、シンプルでとても簡単そうに見えるのが不思議でした。
私の作ったseriaのアレンジ刺し子ふきん「雪の結晶」も、表裏ととても美しい模様の刺し子ふきんです。使用した刺し子キットは伝統柄の「変わり亀甲」です。こちらもぜひご覧ください。
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【アレンジ】裏側も可愛い雪の結晶の刺し子ふきんの作り方・セリアの変わり亀甲を使って【seria】
細かい模様を縫うのに便利「みすや針」
seriaの新シリーズの伝統柄IIとIIIには、細かい縫い目の模様がたくさんあります。
伝統柄IIには雪華模様よりももっと細かい縫い目の模様があります。
シンプルで簡単そうに見える雪華模様ですが、縫ってみるとなかなか大変でした。
理由は
- 縫い目が細かく、表裏の縫い目を拾いにくい
- 縫う所が以外に多い
私はみすや針を使用しているのですが、先端が鋭く細やかに縫えます。一般的な刺し子針では思うようにチクチクと縫えず、雪華模様については特に裏目が拾いにくかったです。
Point 5縫いやすい針を使う
雪華模様のように細かい縫い目の刺し子などは、縫いやすいみすや針のような針を持っておくと便利です。
縫いやすい針が欲しいな〜と思われた方はこちらの記事を参考にしてください。動画はこちらをどうぞ→こちら
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明らかに違う 縫いやすさ!京都「みすや忠兵衛 刺し子針」の特徴5点
雪華模様の意味
雪華模様は雪の結晶を文様化した図案で、正六角形を基本とした幾何学模様です。雪を花に見立てて名付けられました。
別名は「雪花模様」「大炊模様」「六つの花」といいます。
雪華文は冬だけでなく、涼しさを演出するため夏の帯などにもあしらわれました。
近年でも見られる雪の結晶の模様、雪華模様はいつからあるのか知っていますか?
中国では雪の結晶が古くから六角形をしていることが知られており、前漢(紀元前206〜208年)に雪の結晶にふれた韓嬰の詩があります。
日本では東北などの寒冷地に中国から伝わり、平安期には「六つの花」と言われていました。
江戸後期の越後魚沼の雪国の暮らしを紹介した風土記「北越雪譜」には2ページほど、「雪華図説」には顕微鏡を使った観察成果の雪の結晶が86種類が記載されています。
雪華模様はこの書物から取られた図案も多いです。
雪華模様の別名「大炊模様」は、江戸後期に雪の結晶を研究観察した人物の官途名の大炊(おおい)から名付けれたものです。
下総国古川藩の藩主「大炊頭利位(おおいのかみとしつら)」が観察図と研究をまとめて1832年に出版したのが「雪華図説」です。
毎年寒い季節(1〜2月頃)に「雪の殿様 土井利位」展が、茨城県古河歴史博物館で開催されています。
雪華模様を見にぜひ行ってみたいです。
YouTube・seriaの刺し子ふきん「雪華模様」の作り方
seriaの刺し子ふきん「雪華模様」の作り方や模様の意味を動画でも説明しています。合わせてぜひご覧ください(*´˘`*)
まとめ
seriaの刺し子ふきん新シリーズの伝統柄III「雪華模様」の作り方とコツを紹介しました。
雪華模様はとても細かい縫い目なので少し大変ですが、完成すると表裏にとても美しい模様ができます。
江戸後期から雪華模様があるなんてロマンティックで素敵ですよね。ぜひ参考にして作ってみてください。
それでは明日また、モチャー イナ(*’▽’*)!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
モカリーナより♡