この記事はハワイに咲く白い花「ナウパカ」の伝説と刺繍について書いています。
こんにちは、モカリーナです♬
南国の花といえばハイビスカスやプルメリア、ブーゲンビリアの花が頭に浮かびますよね🌼
ハワイには少し変わった形の花が咲いています。「ナウパカ」という花を聞いたことはありますか?
ナウパカの花は半分に引き裂かれたような形をしています。その形から男女の悲恋の伝説が生まれました。
山と海の半円形の2つの花を合わせると、恋愛が成就するそうですよ。
今回は「夏の額飾り」の作品に、マリンロープの左右に分けて小さな白い花のナウパカの花を刺繍しました。
この記事ではナウパカの花にまつわるハワイの伝説と、ナウパカの刺繍の作り方を紹介しています。
【悲恋のハワイの伝説】「ナウパカ」白い花の刺繍の作り方
ナウパカの花はハワイの様々な場所で見かけられます。このナウパカの花は英語では「half flower」といって、花が半分に引き裂かれたような形をしていて花びらが下の部分しかありません。
この半円形のナウパカの花には、その形から悲恋のハワイの伝説が生まれています。
ナウパカにまつわる伝説
火の女神ペレが青年に恋をしましたが、この青年には恋人がいました。
嫉妬に狂ったペレの怒りをかわないように青年は海に逃げ、恋人の女性は山に逃げ、2人は遠く引き裂かれてしまいました。
やがて2人の逃げた海と山には白い小さな半円形の花が咲きました。
青年の逃げた海に咲いた花をビーチ・ナウパカ、恋人の女性が逃げた山に咲いた花をマウンテン・ナウパカといい、半円形の2つの花を合わせると恋人達はきっと結ばれるといわれるようになりました。
いくつかあるナウパカにまつわるハワイの伝説の中の1つです。
ナウパカの白い花の刺繍
海に咲くビーチ・ナウパカと、山に咲くマウンテン・ナウパカの白い花を刺繍しました。
このナウパカの花は4匹のねこと「夏の額飾り」・マリンの作品の、マリンロープのリース部分に刺繍したものです。
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ビーチ・ナウパカの刺繍
- 1〜3mの低木
- 花のサイズは1.5〜2.5cmで、花は薄紫色の筋の入った白色
- 葉は多肉系で5〜20cm
- 花の後に白い実をつける
- ハワイでは、年中咲くので花と実が一緒につく
〈作り方〉刺繍糸は2本どり
- 5枚の花びらを白い刺繍糸でレザーデージーステッチ
- 花びらの真ん中にラメ糸でストレートステッチ
- 花弁を黄緑色の刺繍糸でフレンチノットステッチ
作品の雰囲気に合うように、花びらの薄紫色の筋は銀色の入ったラメ糸で刺繍しました。
葉はトゥインクルの黄緑色に金色のラメ糸で葉脈を刺し、まだ若い緑の実と白い実はキラキラ羊毛「トゥインクル」を使用しました。
マウンテン・ナウパカの刺繍
マウンテン・ナウパカはハワイ諸島のみに生育するハワイ固有種で、ビーチ・ナウパカが山間部に移って種分化されたものです。
- 1.5~3.5mの低木
- 花のサイズは1.2~2.0cm、花びらは海のナウパカより細く香りがある
- 葉は9~14cmで小さく固い
- 実は黒い
〈作り方〉刺繍糸は2本どり
- 5枚の花びらを白い刺繍糸でレザーデージーステッチ
- 花びらの真ん中に白色でストレートステッチ
- 花弁を黄緑色の刺繍糸でフレンチノットステッチ
黒い実は羊毛「トゥインクル」の黒を使用し、葉はトゥインクルの黄緑色に金色のラメ糸で葉脈を刺しています。
まとめ
ハワイのナウパカの伝説と「ナウパカ」の花の刺繍の紹介をしました。
ナウパカの花は半分に引き裂かれたような半円形をしています。その形から男女の悲恋のハワイの伝説が生まれました。
山と海のナウパカは、花や葉の形や実の色などが異なります。
白い小さなお花を刺繍糸で刺繍して、実と葉は羊毛フェルトで作りました。
それでは明日また、モチャー イナ(*’▽’*)!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
モカリーナより♡