mocharina＊布あそび 
この記事はセリア（Seria）の刺し子ふきん「唐花亀甲」の作り方の紹介です。
こんにちは、モカリーナです♬
今回は花柄が華やかな「唐花亀甲」の刺し子ふきんを作りました。
華やかで上品な雰囲気の唐花亀甲（からはなきっこう）。
六角形の中に唐花をあしらった伝統的な模様で、永遠と長寿を意味する吉祥柄です。
今回は一目刺しで丁寧に縫い進め、立体的な花模様を表現しました。
この記事では唐花亀甲の作り方や縫い順、コツ、模様の意味を紹介しています。
🧵セリアの刺し子ふきんシリーズとは
セリアの刺し子ふきんシリーズには、季節や縁起にまつわる美しい模様が揃っています。
キットは伝統柄〜伝統柄IVまで各5種類ずつ全20種類あります。
今回作った唐花亀甲は「伝統柄」の中の5種類の1つです。
- 説明書
- プリント済みの晒木綿 1枚
※仕上がりサイズ 約16×16cm
セリアの刺し子キット全種類については、こちらの記事をご覧ください👇
🎨使用した刺し子糸
今回使用した糸
- ホビーラホビーレ 刺し子糸 赤色
- ルシアン コスモ hidamari糸「夏の太陽」
使った糸の長さは合計約21m（1mに切った糸21本分）、その内グラデーション糸は3mでした。（途中やり直りた部分も含む。）
hidamari糸は滑りが良くて刺しやすいです！
🌱下準備・花ふきんに仕上げる
晒木綿を花ふきんに仕上げ、額縁（外枠）を縫いました。
花ふきんの作り方や額縁の縫い方は、こちらの記事で詳しく書いていますので参考にしてください👇
✏️唐花亀甲の図案について
唐花亀甲は図案が複雑で、縫い方をどうしようかと悩みますよね。
図案のパーツを３つに分けて考えてみると分かりやすくなります。
三角形で見る３つのパーツ
3つのパーツ
- 直線（横・左右の斜めの線）
- 花柄（小）
- 三角形の角と花びらを繋ぐ線（＝大きな花柄の中を通る線）
この3つのパーツの中で、小さな花柄の縫い方が人それぞれ違ってきます。
3パターンの小花の縫い方
3パターン
- 花柄を1つずつ縫う
- パーツとして縫う
- 線として縫う
縫い方について
- 下書き線通りに縫う
- 一目刺し（花柄）を混ぜて縫う
このように唐花亀甲は人それぞれ縫い方が違うと思います。
私は「一目刺しを混ぜて」縫うことにしました。
🪡模様の縫い方とコツ
縫い順
- 花柄（小）
- 三角形の角と花びらを繋ぐ線
- 直線（横・左右の斜めの線）
1.一目刺しで小花を縫う
初めに小さな花柄を一目刺し（横・左右の斜め）で縫いました。
小花を縫うと大きな花の輪郭も縫えています。
2.大きな花柄の中を通る線
次に大きな花柄の中を通る線（縦・左右の斜め）を縫いました。下書き線には縫い目を2目ずつ入れるのですが、この2目の間の裏目を縫う時にコツがあります。
Point縫い目の2目の間→裏側の縫い目を留めるようにして縫う
3.直線を縫う
最後に三角形の部分（花びらの真ん中を通る線）を縫いました。
表目では真っ直ぐの線なのでダダダーっと縫いたい所ですが、ここでも裏目に注意しながら縫っていきます。
コツ3点
- 花柄の交点の縫い目→交点の下書き線の際まで縫う
- 花びらに3目ずつ入れる→縫い目を揃える
- 3目の間の裏側→裏目を止めながら縫い進む
裏側の柄がキレイに見えるように縫って、また縫い目の長さを揃えるのも大変でした。。
全部縫い終えたので水洗い→乾燥→アイロン掛けをして仕上げました。
✨完成した刺し子ふきん「唐花亀甲」を紹介します
セリアの刺し子ふきん「唐花亀甲」が完成しました。
大小の花柄がとても華やかで美しいです✨
裏側の模様はこちらも表面のように思えるほどの素敵な模様ができています。
亀甲模様と六芒星ができていて、縁起の良い柄です。
🔶唐花亀甲の模様に込められた意味
唐花とは中国から渡来した花形の模様で、唐花という植物はありません。唐風の花や蓮花、牡丹などの花を数種類組み合わせてできた模様です。
意味は「永遠の生命」 「無限なる成長」の象徴で、おめでたい柄として季節を問わず用いられる柄です。
亀甲とは亀の甲羅をモチーフに六角形を文様化したもので、亀は「鶴は千年、亀は万年」といわれ、長寿のシンボルとして扱われてきました。
亀甲文様は飛鳥時代、奈良時代に中国から伝えられたとされており、正六角形は崩れない連続模様として「永遠の繁栄」を願ったものとされています。
唐花亀甲はそんな六角形の亀甲文様と唐花文様を組み合わせた縁起の良い模様です。
🎥YouTube・「唐花亀甲」の作り方を動画でチェック
動画では、実際の針の運び方や縫い順を紹介しています。
唐花亀甲の出来ていく様子や配色についても説明していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
🌺まとめ
セリアの刺し子ふきん「唐花亀甲」の作り方やコツ、模様の意味を紹介しました。
一目一目を重ねるごとに、唐花模様がふわりと浮かび上がる「唐花亀甲」。
糸色を変えるだけで、和の趣にもモダンな印象にも変わります🌺
手間をかけた分だけ、美しさが増す刺し子ふきん。あなたの手で、華やかで上品のある一枚を完成させてみてくださいね。
それでは明日また、モチャー イナ(*’▽’*)！
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
モカリーナより♡
